2015 Fiscal Year Annual Research Report
神経幹細胞、神経膠芽腫癌幹細胞における転写因子Evi1 の機能解明
Project/Area Number |
25462275
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
横上 聖貴 宮崎大学, 医学部, 講師 (40284856)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水口 麻子 宮崎大学, 医学部, 助教 (00647472)
山下 真治 宮崎大学, 医学部, 助教 (40468046) [Withdrawn]
水口 惣平 宮崎大学, 医学部, 助教 (50398103) [Withdrawn]
竹島 秀雄 宮崎大学, 医学部, 教授 (70244134)
森下 和広 宮崎大学, 医学部, 教授 (80260321)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | EVI1 / EGFR / glioma / GIC |
Outline of Annual Research Achievements |
グリオーマではepidermal growth factor receptor (EGFR) 遺伝子の過剰発現により、腫瘍の増大や悪性化をもたらしているが、EGFR の転写や発現調節に関する報告は少ない。本研究では、グリオーマの腫瘍起源とされる、グリオーマ幹細胞における epidermal growth factor receptor (EGFR) 発現の意義とその発現調節機構に対するEVI1の関与について検討を行った。患者サンプルから樹立したヒトグリオーマ幹細胞Glioma initiating cell (GIC)、神経膠芽腫細胞株(U87, U251, YKG1) に対し、chemical inhibitor などを作用させたin vitro実験系において、各種遺伝子の発現解析等を主として行った。その結果1)EGFR をchemical inhibitor で抑制すると分化傾向が見られた。2)GIC を牛血清で分化誘導すると、EGFR、EVI1 は減少し、GFAP は増加した。3)GIC やU251, YKG1に shEVI1を導入すると、EGFR が減少した。4)EVI1 はEGFR のプロモーターに作用し、発現調節を行っていた。以上からEGFR の発現は、GIC の幹細胞様性格を維持するうえで必要であり、その発現調節を EVI1 が行っていることを証明した。
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