2015 Fiscal Year Annual Research Report
時間分解分光システムを用いた肝組織の酸素化状態の無侵襲的評価法の確立
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25462443
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
安田 智嗣 鹿児島大学, 医歯学域医学部・歯学部附属病院, 講師 (80437954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
垣花 泰之 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20264426)
松永 明 鹿児島大学, 医歯学域医学部・歯学部附属病院, 准教授 (70284883)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 近赤外線分光法 / 肝臓 / 虚血 / ショック |
Outline of Annual Research Achievements |
①ブタでは同様の実験を3回施行したが、うまく低酸素時の肝臓の状態変化を検出することが出来なかった。これは(1)ブタの皮膚が固く、プローブがうまく貼付できなかった(2)腸管につまった便が測定に影響した(3)プローブの先から肝臓までの間にあるもの(脂肪、空間など)が影響した、等の理由が考えられる。そのため人間の皮膚により近いと思われるウサギに動物種を変更し同様の実験を試行することとした。
②ウサギにおいては、ウサギ独特の腸管の性状の為に経皮的に肝臓と腸管との区別をつけることができなかった。そこで、肝臓の状態変化を経皮的に捉えることとした。バルーン拡張後のうっ血状態では、TRSの値として、まず総ヘモグロビン量が増加し、うっ血が確実に出来ていることが示唆された。その後徐々に還元ヘモグロビン値が上昇を認め、肝臓が虚血状態に陥っているところをモニタリングできた。
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