2013 Fiscal Year Research-status Report
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25462445
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| Research Institution | Yokohama City University |
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Principal Investigator |
水谷 健司 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00381525)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 隆久 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00256075)
保坂 隆 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (40129648)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | メンタルヘルス |
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| Research Abstract |
本研究は、前回の科学研究費補助金で我々が行った、麻酔科医のメンタルヘルスの全国的現状調査およびメンタルヘルスと職場環境改善に関するワークショップを継続するとともに、大学麻酔科医局の産業医的医師を設けることによる効果、および運動の奨励や、強制的休息といった、現場で出来るメンタルヘルス対応策の効果を検証することを目標としてデザインした。これにより、前回の科学研究費補助金の成果をさらに発展させ、啓発活動としてのワークショップと、現場で出来る具体的手法（産業医的医師、運動、強制的休息等）の組み合わせという、包括的な対策を提言することを目的とする。
研究初年度の平成２５年度は、日本麻酔科学会第６０回学術集会（札幌）にて、メンタルヘルスと職場環境改善のためのワークショップの開催した。このワークショップは平成23年度より年2回ずつ開催してきたもので、運動と休息の重要性に関する講義を一貫して行っている。参加者は２５名であった。
11月の臨床麻酔学会にもワークショップを企画したが、こちらは事前申し込みの参加者が2名であったため、中止せざるを得なかった。
また、研究分担者の保坂が、引き続き横浜市立大学麻酔科医局の産業医として機能した。ただしコンサルテーションが減少した。医局員への面談によれば、年度末に初めて打ち明けられた、重度うつ症状の医局員が一人いた。しかし、うつを含むメンタルヘルスの問題で休業した医局員はおらず、保坂の産業医としての機能に一定の意義があることが示唆された。
強制休養と運動がメンタルヘルスに及ぼす影響についての研究は、諸事情により開始することが出来なかった。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
強制的休息の介入は、医療現場が忙しいため賛同者を得るのが予想以上に困難で、参加者がまだ集まっていない状況である。運動の介入は、万歩計による計測を予定していたが、平成２５年度になっていろいろな近代的機器が発売されるようになり、現在、研究の目的に最適な機器を選びなおしている段階である。
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| Strategy for Future Research Activity |
横浜市大におけるメンタルヘルスのアンケートを本年度行うこととし、研究分担者の保坂が産業医となってからのメンタルヘルスの経時的変化を、2009年に行ったものと比較することで検討する。
運動量の測定については、機器を選び、研究を行う。強制的休息については、参加者の人数を少なくして調査を開始することとする。
平成27年度にこれらの結果を日本麻酔科学会等で報告し、医局の産業医をおくことを希望する大学を募ることとする。平成27年度の最後に、産業医に対する相談件数や、医局員たちの感想を記録する。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前記の通り、強制的休息については、各病院の医療現場が忙しく、参加者のリクルートに時間がかかっている。運動に関しては、万歩計を購入する予定であったが、この分野で市販されている機器の発展が著しく、平成２５年度はいろいろなものが市販開始となっている。研究参加者のモチベーションを上げるためにも、単なる万歩計でなく、IT機能を備えたものが適当と考えている。
万歩計の購入費用は、平成２５年度から平成２６年度に移して、適切な機器を選定した後、執行する予定。研究計画にあるPOMS質問用紙の購入費用や処理費用も平成２６年度に執行する予定。
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