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2013 Fiscal Year Research-status Report

ポリエチレングリコールによる多核細胞形成を介した膀胱腫瘍増殖抑制効果の検討

Research Project

Project/Area Number 25462497
Research InstitutionNagoya City University

Principal Investigator

福田 勝洋  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30468251)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 河合 憲康  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20254279)
郡 健二郎  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30122047)
戸澤 啓一  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40264733)
内木 拓  名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (50551272)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywordsアポトーシス / 新規膀胱内注入療法 / 膀胱上皮内癌
Research Abstract

「研究の目的」膀胱上皮内癌(CIS)に対するポリエチレングリコール(PEG)を用いた新規膀胱内注入療法を開発するために研究を行っている。
「平成25年度の研究実施計画」平成25年度ではPEGによる多核細胞誘導実験およびアポトーシス誘導能の解析を行った。多核細胞誘導実験ではヒト膀胱癌細胞株(T24、5637、RT4)にPEGを処理して多核細胞を誘導できるかどうかを検討した。T24および5637においては2%のPEGを10分間処理することによって多核細胞を誘導させることに成功した。しかし、RT4はもともと細胞が凝集する性質があり、多核細胞が誘導されているのかどうか顕微鏡的には評価が困難であった。そこで細胞株をT24および5637に絞って細胞死の誘導実験を行った。T24および5637に2%のPEGを10分間処理した後、セルスクレーパーで細胞を回収し、トリパンブルー染色を行った。コントロール(PBS処理群)と比較し、PEG処理群では約30%の細胞死が誘導されていた。現在、PEG処理群の細胞からタンパクを抽出してCleaved Poly (ADP-ribose) polymerase-1、Cleaved caspase 3、BcL-2、BcL-xL、IAPの抗体を用いてウエスタンブロットを行っている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

ウエスタンブロットを用いたアポトーシス誘導実験の結果が一定せず、再現性が得られていない。

Strategy for Future Research Activity

ウエスタンブロットでのアポトーシス誘導実験がうまくいかない場合は、他の方法でアポトーシス誘導能を検討する予定である、現在、多ネル染色を考えている。またアポトーシス誘導能がうまく検出できない場合は、細胞分裂死を起こしている可能性も考えられるため、フローサイトメトリーで細胞周期を検討することも考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度使用額が生じたが、その金額は比較的低額と考えます。生じた理由はアポトーシス誘導実験がうまく再現できていないことから、実験に使用した試薬の購入が予定よりも少なかったためと考えられます。
引き続き実験に必要な試薬、学会発表を行う際の旅費に充てる予定です。

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Published: 2015-05-28  

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