2015 Fiscal Year Research-status Report
生殖・先天異常ならびに周産期異常における葉酸・葉酸代謝の果たす役割に関する研究
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25462570
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
平原 史樹 横浜市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30201734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 秀也 横浜市立大学, 市民総合医療センター, 准教授 (60235140)
浜之上 はるか 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (90573759)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 葉酸 / 受精,卵成熟 / 催奇形性 |
Outline of Annual Research Achievements |
妊婦の葉酸代謝に関して、その受精、卵成熟、胚発生、催奇形性、周産期異常にかかわる影響の検討を行い、とりわけ受精、着床、発生、発育過程を動物実験モデルを用いて葉酸抑制環境、葉酸供給環境等にてそれぞれの生体反応を in vivo ,in vitroで観察、分析を行うとともに、それらの生体材料から得られた各サンプルにおいてゲノムワイドな解析検討を行い、遺伝子レベルでの変動推移、発生機序への影響の検討を行なう. 葉酸、葉酸代謝過程と受精、胚発生、着床、分化、臓器形成、発育過程との関連ノムワイドな解析技術を用いて、薬理遺伝学的視点も含めて、形態学的、分子生物学的検討を行う. それによりその影響とメカニズムを分析する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
妊娠中の葉酸・葉酸代謝に関しては奇形、胎児発育障害、妊娠合併症等への関連性が示唆されているが受精、胚発生から着床、妊娠成立,臓器形成、さらには周産期にいたる各ステージにおける葉酸、葉酸代謝の関与をゲノムワイドな遺伝子およびエピジェネティックス解析とともに検討を準備してすすめている. 受精、着床、発生生殖、における葉酸・葉酸代謝の果たす役割に関する本研究では、これら受精、受精卵成熟過程における葉酸、葉酸代謝過程の果たす役割について動物実験し解析し、葉酸負荷効果の差異の検討を行ない葉酸負荷による影響は明らかには認められず、過酸化水素負荷に対しては若干の回復力を呈することが示された.
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Strategy for Future Research Activity |
葉酸、葉酸代謝過程と受精、胚発生、着床、分化、臓器形成、発育過程との関連をさらに環境実験を進めその効果を検討する. また妊婦における葉酸摂取、葉酸対応の疫学的検討を進める.
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Research Products
(2 results)