2014 Fiscal Year Research-status Report
小腸不全症の治療法-小腸化大腸の効率的作製のための研究
Project/Area Number |
25462773
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
野田 卓男 岡山大学, 大学病院, 教授 (50237848)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾山 貴徳 岡山大学, 大学病院, 助教 (10380164)
野口 洋文 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50378733) [Withdrawn]
永坂 岳司 岡山大学, 大学病院, 講師 (30452569)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小腸不全 / 小腸化大腸 / ラット / 小腸幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
再生医学の研究ではES 細胞を誘導し小腸組織の再生を行う研究が行われているが、三胚葉すべてから分化した組織が組み合わされて構成された腸管の再生は困難で、完全な管腔構造を持つ腸管への誘導は成し得ていない。本研究は小腸不全症に対する治療法開発の基礎的研究として、無粘膜大腸に小腸粘膜幹細胞を含む溶液 organoid unit を移植し小腸化大腸を効率よく作製することを目的としている。 1)胎仔Lewisラットの小腸粘膜からstem cellを含むorganoid unitを作製。 2)雄性Lewisラットの上行結腸1.5cmを分離し腸間膜対側で開き粘膜を除去、管腔構造に再建し内腔にorganoid unitを移植する。この時に内胚葉系への分化促進因子を添加する。平成26年7月、本学動物実験施設へ動物実験計画書を提出し承認された。また、昨年の日本再生医療学会、日本小腸移植研究会に参加し、小腸粘膜幹細胞から小腸粘膜への分化、誘導因子について助言を得、実験を実施することとしたが、動物実験施設の改修工事のため実験が行えなていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の課題である Organoid unit から小腸粘膜を誘導するための添加因子を調査検討し、bFGF、EGF、BBSを最終候補とすることにした。昨年度、動物実験施設に動物実験計画書を提出し許可を得たが、本学動物実験施設の改修工事が始まり実験が行えない状態となった。(平成17年1月まで)そのため、当初計画より研究の進捗は遅れています。
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Strategy for Future Research Activity |
実験計画書も受理されており、実験方法もほぼ決まっているので、昨年度行えなかった実験を早急に、大学院生等の協力のもと遂行します。
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Causes of Carryover |
動物実験施設の改修工事による、動物実験の制限が主な理由です。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
昨年度行えなかった実験を本年度に繰り越し実行する予定であり、今年度未使用額と次年度予算額とを合わせて使用する。
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