2014 Fiscal Year Research-status Report
短期的電気刺激による神経再生促進の検討と糖尿病マウスへの応用について
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25462803
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
名取 悠平 順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (80445478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 礼人 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10365645)
水野 博司 順天堂大学, 医学部, 教授 (80343606)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 短期的電気刺激 / 末梢神経障害 / live imaging / transgenic mouse / peripheral nerve |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度検証したlive imagingの有用性を生かし端側神経モデルの経時的な変化と形態学的評価を行った。 方法:シュワン細胞がproliferationするとGFP発色するNestin-GFP mice及びC57BL/6J miceを用いた。C57BL/6J miceから坐骨神経2cm採取し抗原性を持たないようCold preservation処置をし、その後Nestin-GFP miceの坐骨神経に4群に分けて移植した。 グループ1はコントロール群として両側を筋肉内に埋入した。 グループ2は片側の無損傷な端側神経縫合群とし、二分割してDonor神経を挟み込みように接合され、他端は筋肉内に埋入した。 グループ3は片側の神経上膜開窓及び神経線維部分切断群で、Donor神経の上膜を開窓し横断面に1/5程度の軸索断裂を加えて端側縫合し他端は筋肉内に埋入した。 グループ4はグループ3と同じ端側神経縫合法を移植神経両側端に施行した。 評価方法は蛍光実態顕微鏡下にシュワン細胞をlive imagingで7日毎に経時的に観察した。神経移植4週後の移植神経を全てをwhole mount imagingで観察しシュワン細胞の遊走距離を測定した。 結果:Live ではグループ1ではシュワン細胞は遊走が確認できず、グループ2では僅かに遊走を認め、グループ3.4では移植2週目からほぼ正比例に遊走を認めた。 移植後4週のWhole mount imagingではグループ1では遊走シュワン細胞を認めずグループ2では縫合近傍部に少数認めるのみであり、グループ3では移植神経の約2/3程度まで認め、グループ4では移植神経全体にシュワン細胞を認めた
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
免疫染色やPCR法などを用いた評価が充分に行えておらず、多角的な検討が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年用いられた結果を踏まえ、組織学的評価を加えると共に短期的電気刺激の有用性を検討していく予定である。
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Causes of Carryover |
当初予定していた免疫染色、PCR法での評価が行えなかった為
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
早期に検体採取と共に、上記評価を行う
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