2015 Fiscal Year Annual Research Report
唾液腺腫瘍初期組織発生解析モデルマウスの確立とそのメカニズムの包括的解明
Project/Area Number |
25462875
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
入江 太朗 昭和大学, 歯学部, 講師 (00317570)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
美島 健二 昭和大学, 歯学部, 教授 (50275343)
森 泰昌 国立研究開発法人国立がん研究センター, 分子病理分野, 研究員 (00296708)
安原 理佳 昭和大学, 歯学部, 助教 (20453649)
山本 剛 昭和大学, 歯学部, 非常勤講師 (80384189)
外薗 知恵 昭和大学, 歯学部, 助教 (10555296) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 唾液腺腫瘍 / 腫瘍モデルマウス / 腫瘍組織発生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度初めに昨年度誕生したF1マウスはジャームライントランスミッションがみられなかったため、再度C57BL/6J系統の受精卵にマイクロインジェクションを行い続けたところ2匹のF1マウス(No.45とNo.46)が誕生し、この2匹にジャームライントランスミッションが確認され、2系統(No.45系統とNo.46系統)のCAG-loxp-lacZ-pA-loxp-PLAG1-EGFP (CAG-Z-EGFP-PLAG1) floxマウスが完成した。No.46系統はNo.45系統に比べPLAG1の遺伝子発現量が5倍程度高いことが確認された。この2系統のCAG-Z-EGFP-PLAG1 floxマウスと、Sox9-CreERT2マウスとMyh11-Creマウスを交配させ、現在までにPLAG1-Sox9CreERT2-loxPマウスについては、No.45系統の♀3匹、♂1匹、No.46系統の♂4匹誕生し、生後8日目から3日おきに5回ほどtamoxifenを腹腔内投与し経過観察を継続しているところである。PLAG1-Myh11-Cre-loxPマウスについては、No.45系統の♀4匹、♂4匹、No.46系統の♂2匹が得られた状態となっている。これらのCre-loxPのマウスは現在最も長いもので生後14週まで経過観察を継続しているがまだ腫瘍の発生にまでは至ってはいない。CAG-Creマウスと作成した両系統のマウスを交配させCAG-Z-EGFP-PLAG1マウスの唾液腺腫瘍組織発生能を確定したいと考えているが、CAG-Creマウスがなかなか殖えずこれとの交配が困難な状況となっている。現在、CAG-Creマウスを体外受精により交配させ新生仔が得られ離乳が済んだ状態となっている。これと両系統のCAG-Z-EGFP-PLAG1マウスとの交配を予定している状況である。
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Research Products
(9 results)