2013 Fiscal Year Research-status Report
ストレス応答タンパクの多様性についてーαNACとMUC1の核内での働きー
Project/Area Number |
25462921
|
Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
佛坂 由可 長崎大学, 大学病院, 講師 (10244089)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片山 郁夫 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80295089)
田代 茂樹 長崎大学, 大学病院, 助教 (20300882)
榮田 智 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80325662)
中村 卓 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30172406)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | DNA障害修復 / MUC1 / αNAC |
Research Abstract |
本研究の目的は、細胞質と核内で別の働きを有するストレス応答蛋白 (dual-function stress response protein) であるαNACとMUC1に注目し、DNA障害修復機構におけるこれら2つの蛋白の相互作用を解明することである。特に、細胞のストレス死において、αNACとMUC1とが協調して、あるいは拮抗的に働くメカニズムを明らかにしたいと思っている。 平成25年度は、以下の実験を計画した。1, DNA 障害を引き起こす電離放射線、化学療法剤等の刺激に対し、αNAC-Cおよび MUC1-Cの a) 蛋白質レベル b) mRNA レベル c) 細胞内局在 d) 細胞死の変化等を解析し、その動態を明らかにする。次に、2, αNAC-CとMUC1-C のsiRNAおよびDNA vector作製と、大腸菌において蛋白を精製しrecombinant proteinを作製する。これらを細胞に導入することで、免疫沈降、luciferase活性、細胞死の判定等を行う予定である。本年度は、細胞導入に必要となる、αNAC-CとMUC1-C siRNA、DNA vectorおよび蛋白を作製する実験を進行している。αNAC-CとMUC1-C siRNAおよびDNA vectorは作製を完了し、現在蛋白作製を行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究はおおむね順調に進展していると思われる
|
Strategy for Future Research Activity |
さらに研究を進めて、DNA障害修復機構におけるαNACとMUC1の相互作用を解明したい。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定していた実験のすべてを本年度に終わらせることができなかったため、実権計画を変更したため 今年度に前年度の終了しなかった実験を行う予定である
|