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2015 Fiscal Year Annual Research Report

睡眠時・覚醒時ブラキシズムと心理社会的因子およびTMDの共分散構造分析

Research Project

Project/Area Number 25462999
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

安部倉 仁  広島大学, 大学病院, 講師 (30159454)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 呉本 晃一  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (90319583)
坪井 将洋  広島大学, 大学病院, その他 (20614382) [Withdrawn]
大倉 知久  広島大学, 大学病院, その他 (20711360) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords口腔習癖 / 精神的ストレス / ポータブル筋電計 / ブラキシズム / 顎関節症
Outline of Annual Research Achievements

Sleep Bruxism(以下SB)を含む夜間睡眠時の顎筋活動,情動ストレスおよびTMD自覚症状の因果関係を明らかにすることを目指した.
研究対象者はTMD好発年齢初期の若年成人40 名(男性 24 名,女性 16 名,平均年齢 22.8±1.2 歳)とした.これら被験者について,以下の評価を実施した.すなわち,超小型携帯筋電計(Actiwave EMG: CamNtech Ltd,England.以下A-EMG)によりSBを含む夜間睡眠時の顎筋活動を客観的に評価した.さらに,日本語版 Stress Arousal Check List(JSACL)を用いて,研究対象者の情動ストレスを評価し,TMJ Scaleによる質問紙法により顎の疼痛および疲労,顎運動障害および開口障害,顎関節雑音などのTMD自覚症状などを評価した.
分析方法は以下のようにした.すなわち,A-EMGにより測定したSBを含む夜間睡眠時の顎筋活動は20% MVC 以上の顎筋活動とし,その持続時間を分析対象とした.JSACLは規定の採点方法によりJSACL重圧感を算出し,これを情動ストレスとした.TMD自覚症状は,TMJ Scaleの項目を吟味し,疼痛,開口障害,顎関節雑音のTMDの3大症状の3群を評価に使用し,それぞれの群ごとに主成分分析を行い,第1主成分を合成変量として5つの合成変量を算出,TMDの主観的症状の変量とした.このようにして,評価した結果をパラメータとして数値化し,回帰分析を応用したパス解析を行い,夜間睡眠時の顎筋活動,情動ストレスおよびTMD自覚症状の因果関係を検討した.
その結果,JSACL重圧感によって増加した Durationは,顎の疼痛と疲労を起こし,この顎の疼痛と疲労は顎運動障害および開口障害を生じるとの直接効果があることが判明した.共分散分析によっても同様の結果が得られた.

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Published: 2017-01-06  

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