2016 Fiscal Year Annual Research Report
Change of localization of brain function by reconstruction of tongue
Project/Area Number |
25463129
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小枝 聡子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 非常勤講師 (00400391)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 脳磁計 / 舌再建 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,顎口腔領域と大脳との関係,顎口腔領域疾患と大脳との関係,口腔外科手術が大脳に及ぼす影響について明らかにすることを目的とした.本研究では, 脳磁計(Magnetoencephaligraphy,MEG)の特色を最大限に利用して 1. 健常者舌神経電気刺激時の大脳皮質一次体性感覚野(SEFs)の成分を明らかにした. 2. 舌再建術後患者の脳皮質一次体性感覚野(SEFs)の成分を明らかにした. 舌神経電気刺激によるSEF計測は,平均年齢72歳,8名(男性2名,女性6名)16半球を対象とした.8名の被験者6半球に,平均潜時15.8 +/- 0.3 ms (Mean +/- Standard error),前向き電流方向の舌SEFsにおける一次皮質成分が観察された.またこれまでの下唇SEFsと口蓋SEFsとの特徴を検討した.いずれも潜時50ms付近に最大値をもち, 臨床的検査として指標となることが示唆された.再建舌電気刺激によるSEF計測は,平均年齢62.7歳,15名(男性10名,女性5名)30半球を対象とした.15名14半球において健常舌電気刺激による舌SEFsが観察され, 5名10半球において加算平均法においても再建舌電気刺激対側半球にSEFsにおける反応が観察された.しかしながら加算平均法では観察が困難であっても時間周波数解析において反応が示唆された症例もあり,今後すべての症例で時間周波数解析を検討する.
|
Research Products
(3 results)