2013 Fiscal Year Annual Research Report
睡眠中の嚥下動態の解明と誤嚥防止のアプローチ法の開発
Project/Area Number |
25463239
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥野 健太郎 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (50420451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野原 幹司 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (20346167)
高井 英月子 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (30532642)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 歯学 / 生理学 / リハビリテーション / 睡眠 / 嚥下 |
Research Abstract |
プレスタディーとして、健常成人8名を対象に以下の実験を行った。脳波を測定し、その波形から覚醒・睡眠状態を判定しながら、覚醒時、睡眠時に嚥下誘発試験(SPT)を施行し嚥下反射の評価を行った。経鼻的に咽頭まで挿入した5FrのNGチューブから0.1mlの蒸留水を注入し、60秒以内に嚥下が生じた場合を正常、嚥下が生じなかった場合を異常とした。注入から嚥下が生じるまでの時間を計測し嚥下潜時とした。60秒以内に嚥下が生じないときには、60秒間隔で0.1ml追加注入し、嚥下が生じる最小量を計測し嚥下閾値量とした。以上の作業を、被験者ごとに覚醒時、睡眠時それぞれ3回施行した。SPTの結果は、覚醒時では全ての被験者において正常であった。睡眠時では2人の被験者において3回中1回で正常、他は全て異常であった。嚥下潜時は、覚醒時6.7±3.7秒、睡眠時43.1±14.1秒であり、睡眠時で有意に延長した(p<0.01)。嚥下閾値量は、覚醒時0.1ml、睡眠時0.39±0.28mlであり、睡眠時で有意に増加した(p<0.01)。以上から、健常成人において、覚醒時と比べて睡眠時は嚥下反射が低下していることが示唆された。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 睡眠中の嚥下動態2013
Author(s)
奥野健太郎、野原幹司、中村裕己、阪井丘芳
Organizer
日本睡眠学会定期学術集会
Place of Presentation
秋田
Year and Date
20130627-20130628
Invited
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