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2014 Fiscal Year Research-status Report

歯周病におけるレジスチンの病態生理学的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 25463253
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

林田 秀明  長崎大学, 病院(歯科系), 講師 (20238140)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 齋藤 俊行  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (10170515)
古堅 麗子  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (90253674)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords歯周病 / レジスチン / 受容体
Outline of Annual Research Achievements

1.ヒト由来口腔上皮細胞、線維芽細胞、破骨前駆細胞および破骨細胞をコントロール群(標準的な培養条件)、レジスチン処理群(レジスチン添加のみ)、およびレジスチンサイトカイン処理群(レジスチンおよび炎症性サイトカインであるInterleukin-1、IL-6、Tumor Necrosis Factor α)の3条件で培養した後、細胞膜画分を抽出分離した。レジスチンに対して親和性の比較的高かったタンパク質の一次構造を決定した。既知のタンパク質であり、レジスチンに対して特異的な新規の受容体である可能性は低かった。レジスチンに対してどの部位の親和性が高いのかについて候補として残ったタンパク質の一次構造を基にペプチド断片化して部位を特定中である。
2.上記3条件で処理されたヒト由来口腔上皮細胞、線維芽細胞、破骨前駆細胞および破骨細胞からmRNAを抽出し、逆転写酵素でcDNAを作成後蛍光色素でラベルし、DNAマイクロアレイ上のプローブDNAとハイブリダイズさせたところ、発現に変化のある複数の遺伝子を認めた。同様に複数のタンパク質の発現変化も認めた。特異的な発現タンパク質スポットを切り出し、質量分析計で同定することで、変化のあった遺伝子および タンパク質の関連の有無について解析している。
3.ヒト由来口腔上皮細胞、線維芽細胞を細胞接着プレートに濃度の異なるレジスチンを加えて細胞を培養し、 コートされたプレートに付着した細胞を染色し定量し、細胞接着への影響を評価した。細胞接着性に対してヒトレジスチンはやや阻害的に働く傾向があったが量反応関係は認められなかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究室の改修・移転のため、計画していた実験に遅延が生じたため。

Strategy for Future Research Activity

今年度予定している研究計画の大部分は昨年度の研究計画の成果と独立して実施することが可能であるため、今年度予定している研究計画とともに昨年度に達成できなかった研究計画を遂行し研究を推進する予定である。

Causes of Carryover

研究室の改修・移転のため、計画していた実験に遅延が生じたため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

H26年度までに終了予定であった遺伝子解析およびタンパク質同定、発現解析に使用予定である。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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