2013 Fiscal Year Research-status Report
唾液分泌低下に対するケア開発に向けた唾液分泌モデル系の構築
Project/Area Number |
25463286
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
関亦 明子 山形大学, 医学部, 准教授 (50321823)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野川 宏幸 千葉大学, 大学院理学研究科, 准教授 (40143250)
関亦 正幸 山形大学, 医学部, 教務補佐員 (80250190)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 唾液腺 / 唾液分泌低下 / 放射線治療 / がん治療 / 培養モデル |
Research Abstract |
唾液分泌の低下は、加齢、病気、薬剤やがん治療等の様々な原因で起こる。唾液分泌の低下によって、嚥下困難や味覚異常、感染症等、口腔内の様々なトラブルが誘発され、患者にとっては、闘病意欲の低下や、時に命の危険に結びつく重大な結果となる事がある。そこで、申請者らは、唾液分泌低下の予防と分泌促進法の開発による看護ケアと治療への貢献を目指す。本申請研究の目的は、ほ乳類唾液腺の分泌機能を維持した培養モデルを構築することである。 本年度は、妊娠13日目のマウス胎児唾液腺原基のin vitroにおける成長因子による生育の違いについて検討を開始した。まず、唾液腺原基の培養時に添加すべき成長因子について、これまで唾液腺発生研究より得られた知見の文献による検討を行って、培養モデル系に添加すべき成長因子や化学物質の絞り込みを行った。現在、これらの成長因子や化学物質による生育の違いを観察し、先行研究の再現性を確認している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウス胎児からの唾液腺摘出、培養方法の確立、使用すべき成長因子の文献による絞り込みまでに時間を要したため、唾液腺原基や初代培養細胞の成長因子の違いによる実際の生育状態について、十分に確認し結論をだすまでに至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ひきつづき、マウス胎児の唾液腺原基、初代培養細胞の増殖因子による生育状態の違いについて検討し、長期培養に必要な添加すべき増殖因子について絞り込みを行っていく。
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Research Products
(1 results)