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2015 Fiscal Year Research-status Report

対患者コミュニケーションにおける「聴く技術の自己評価ツール」の開発

Research Project

Project/Area Number 25463295
Research InstitutionGihu University of Medical Science

Principal Investigator

杉浦 浩子  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (60252152)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords看護師 / コミュニケーション / 情報取得 / 情報処理
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度に,学生に対する調査を実施し,コミュニケーションにおける『聞く技術』の評価に適した場面を5場面から3場面に絞り込んだ。その上で,現場の看護師を対象に,本実施した。しかし,予定の対象者数を確保することができなかったため,平成27年度には対象者を追加募集し,新たに5名の調査を実施した。
コミュニケーションにおける『聞く技術』は,主に視覚・聴覚からの情報の取得と,取得した情報の処理で構成される。情報の取得は,個人の価値観や信念,思い,注意の機能によってことななる。取得した情報が異なれば,当然どのように処理されるかも異なってくる。しかし,情報の取得から処理までは一連の流れとして行われるため,通常は,取得した情報を明確に意識することはない。それでは能力の正しい評価はできないと考え,回答方法は,「取得した情報」と「情報の処理」の2つを別々に入力してもらうことになっている。しかし,回答形式が自由記述のため,2つの要素が混在した回答であったり,「取得した情報」が「情報の処理」に記載されていたりしていた。このような回答では,機械的に分析・判定を行うことは難しいため,「自己評価」が不可能となる。そのため,テスト形式のような簡便性をもちながらも,回答の誘導にはならないといった回答方法を考える必要があるという課題を得た。今年度は,その課題を見据え,看護師調査で得られたデータを再度細かく整理しなおした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成26年度から繰り越された看護師調査の対象を増やし,引き続き調査を行ったことで,平成27年度は当初の計画から遅れて始めることとなった。調査が終了後,回答の分析を実施したが,研究者の意図通りに回答が入力されておらず,回答の整理に時間がかかり,さらに進行が遅れた。その後,研究者の異動もあって,研究の進行が止まってしまった。

Strategy for Future Research Activity

回答方法に課題が見いだされたため,この先の研究につなげるために,課題を意識して,今年度,再度データを整理しなおし分析を行う予定である。

Causes of Carryover

計画の時点で発表を予定していた学会が開催されなかったため,別の学会での発表に切り替えたこと,また,連携研究者が学会に同行できなかったことにより,旅費の予算が残った。

Expenditure Plan for Carryover Budget

学会参加のための旅費,および回答システム改良のためのソフト等の購入。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 患者の話し方の違いが看護学生の情報取得と情報処理に及ぼす影響~3つの場面による比較~2015

    • Author(s)
      杉浦浩子
    • Organizer
      患者・家族メンタル支援学会
    • Place of Presentation
      東京大学
    • Year and Date
      2015-10-24 – 2015-10-25

URL: 

Published: 2017-01-06  

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