2016 Fiscal Year Research-status Report
社会的スキルトレーニングを用いた看護学生のコミュニケーション教育プログラムの開発
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25463312
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
阿部 智美 宮城大学, 看護学部, 助教 (70347201)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | コミュニケーション / ソーシャルスキルトレーニング(SST) / 看護学生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、社会的スキルトレーニング(Social Skills Training 以下、SSTと略記する)を用いた看護学生のコミュニケーション教育プログラムの開発を行うことを目的とする。平成28年度は、これまでの質問紙調査やインタビュー調査の結果をもとに、SSTの技法を用いた看護学生のコミュニケーショントレーニングの手引書を見直した。その結果、看護学生に必要なより具体的なコミュニケーションのトレーニング内容について検討することができた。その他、平成27年度にインタビュー調査を行った結果をまとめ、「看護学生が語る学習を必要とする看護のコミュニケーションスキル」として学会発表を行った。学会発表では、これまでの実施してきた研究成果やSSTの技法を用いた看護学生のコミュニケーショントレーニングの実施方法を紹介し、その広報活動にも努めた。しかし、当初の研究計画では、平成28年度は教育プログラムの実施・評価を行う予定であったが、実施には至らなかった。その理由として、教育プログラムの実施は、研究協力施設との教育内容や実施時期などの調整が必要となるが、未だ進んでいないことが挙げられる。そこで、当初の研究計画では、教育プログラムの実施・評価は、複数の研究協力施設を調査対象とすることを予定していたが、1施設においても教育プログラム評価が可能なように調査内容や時期などの研究計画の見直しを行った。次年度は、見直した研究計画をより具体的なものとし、教育プログラムの実施・評価に努めていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成28年度は、質問紙調査やインタビュー調査の結果をもとに、手引書や教育効果を評価するための研究計画の見直しを行った。また、SSTの技法を用いた看護学生のコミュニケーショントレーニングの実施方法について広報活動に努めた。しかし、未だ研究協力施設との調整が進んでいない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度は、見直しした手引書や教育効果を評価するための研究計画をより具体的なものとして、研究協力施設との調整を進めるようにしたい。
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Causes of Carryover |
平成28年度の使用額については、インタビュー調査のまとめや学会発表に使用した。しかし、教育効果を評価するための研究実施が進んでおらず、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度の使用額については、研究協力施設との調整を進め、社会的スキルトレーニングを用いた看護学生のコミュニケーション教育プログラムの教育効果を評価するための研究実施に使用する。
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Research Products
(1 results)