2015 Fiscal Year Research-status Report
看護師の生活行動からみた12時間夜勤2交代勤務体制の有用性
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25463326
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Research Institution | Mie Prefectural College of Nursing |
Principal Investigator |
灘波 浩子 三重県立看護大学, 看護学部, 講師 (70453082)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 直子 三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (60609270) [Withdrawn]
小池 敦 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (10321316)
若林 たけ子 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (10381914) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看護師 / 12時間夜勤 / 交代制勤務 |
Outline of Annual Research Achievements |
調査施設の勤務パターンは、1週間の中に12時間夜勤2日と12時間日勤2日を組み合わせたものが一般的であった。しかし、未就学児の子どもを持つ看護師の場合、夜勤をしていなかったり、調査期間に12時間夜勤と12時間日勤が入らない勤務パターンの方が多く、平成26年度は調査対象者を確保することが困難であった。一方で子どもを持つ看護師の中には、調査に適した勤務パターンで働く未婚・離別の方もいたが、「既婚」の条件に合わず、小学生の子どもを持つ看護師は「未就学児」の条件に合わず、対象にできなかった。そのため、当初、対象者を「既婚者で未就学児あり」としていたが、「小学生までの子どもを持つ看護師(既婚・未婚・離別は問わない」に変更した。この変更に伴い、所属施設での倫理審査申請(変更)を行い、受理された。 また、対象者確保と対象者範囲変更のお知らせのため、対象施設の看護部長へ再度調査依頼を行った。もともと3施設での調査を計画していたが、平成26年度の実績から対象者確保が困難であった1施設の調査を断念し、2施設の看護部長へ調査協力依頼を行った。しかし、1施設から調査協力辞退の申し出があったため、調査協力継続に同意を得た1施設で調査を継続した。新たに調査協力の申し出のあった16名と前年度に調査できなかった5名とメールで複数回やり取りを行い、17名の候補者から同意を得た。それぞれの調査対象者の夜勤を含む1週間に①ライフ顕微鏡の装着、②生活行動調査票の記載、③機器・調査票の郵送について詳細な説明を行い、調査開始を依頼した。インフルエンザ罹患による出勤停止により調査中止事例1名を除き、16名の夜勤を含む1週間の活動量・睡眠状況等のデータを収集した。 平成27年度調査と並行して、平成26年度調査結果の入力と分析を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
当初の見込みよりも調査対象者の確保が困難で研究計画の一部見直しが必要であったことの加え、平成26・27年度に研究代表者が病気療養(入院療養2回含む)したため、研究遂行が大幅に遅延した。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26・27年度の調査結果をデータ化し、入力および分析を進める。
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Causes of Carryover |
研究代表者の病気療養に伴う研究中断期間があったこと、調査対象者への面談を複数人で行えるように包括したことで調査旅費の支出が予定よりも少なく済んだこと、データ入力・分析が遅延していることから、入力補助者の雇用を延期したことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データ入力・分析を進めるに当たり、入力補助者の雇用を行う。
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