2014 Fiscal Year Research-status Report
批判的思考を用いたリフレクションによるストレスセルフマネジメント教育の試み
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25463350
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Research Institution | Jobu University |
Principal Investigator |
高橋 ゆかり 上武大学, 看護学部, 教授 (40341812)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 批判的思考 / ストレス / セルフマネジメント / リフレクション / 認知的再評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護職者のメンタルヘルスセルフマネジメントに向け、ストレッサーに対する認知的再評価の過程を振り返るストレスマネジメント調査票を用いた教育的介入調査を実施した。 調査内容には主観的評価指標として、独自に作成した自記式調査票と既存の心理測定尺度を用い、客観的評価指標には、専用の測定用具を使った唾液アミラーゼ活性値測定を用いた。自記式調査票の内容は、被験者に指定した期間において、臨床におけるストレス場面を想起させ、ネガティブなライフイベントに対する自動思考から、自身の考え方のくせを認知しながら、新たな考え方に変化させる認知的再評価の過程を、教示に従ってリフレクションしながら記入するものとした。また、調査票記入の前後で唾液アミラーゼ活性値測定を依頼した。 現在、調査実施中であり、今後は返却されたデータをもとに分析・考察を実施していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の計画では、教育的介入調査の実施が主であり、現在までに調査依頼を済ませ、概ね予定通り調査実施中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度同様の調査票を用いた教育的介入調査を継続して実施し、データの分析・考察を行う。 概ね予定通りの進捗であるが、調査内容が若干の訓練を要するリフレクションを含むため、被験者への負担が大きく、被験者確保に困難を極めた。 そのため、調査期間の削減を検討していく必要がある。
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Causes of Carryover |
謝金支払いに伴う手続きが、会計年度をまたぐ時期であったため、次年度に繰り越すこととしたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
謝金として使用する。
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