2014 Fiscal Year Research-status Report
寝たきり高齢者の褥瘡予防のための圧分散と寝床内環境調整を加味したシーツの開発
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25463380
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Research Institution | Osaka Medical College |
Principal Investigator |
松尾 淳子 大阪医科大学, 看護学部, 准教授 (10507370)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須釜 淳子 金沢大学, 保健学系, 教授 (00203307)
道重 文子 大阪医科大学, 看護学部, 教授 (00274267)
紺家 千津子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (20303282)
大桑 麻由美 金沢大学, 保健学系, 教授 (30303291)
真田 弘美 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50143920)
原 明子 大阪医科大学, 看護学部, 助教 (70585489)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 褥瘡予防 / リネン / スキンテア / 摩擦 / ずれ |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は下記について検討した。
一つ目は,寝床内微気候を測定するための実験条件を検討した。ウレタンフォームマットレスに,ポリエステル製の除湿シーツを敷き臥床した。被験者は,温湿度センサーを肩甲骨部に貼付し,綿素材の病院を着用し臥床した。室内の環境は、室温20.6℃~23.8℃、湿度は38.2~41.9%。腋窩温の変化は、測定開始時36.0℃、1時間後36.0℃、2時間後36.5℃、3時間後36.5℃であった。皮膚の温湿度は、90分までは上昇続け,120分から180分までは大きな上昇はみられなかった。よって、120分内での測定を実施することを決定した。次年度、対象者を5名とし数種のシーツにて測定を実施する予定である。
二つ目は、専攻文献および素材の物性特性から開発するシーツの素材を検討した。摩擦係数がすくないこと,伸びがあることから,①NY82% PU18%と②NY78% PU22%の2種を選択。ヨーロッパのガイドラインで本年度,シーツだけでなくリネンも摩擦の少ないものを選択することがあげられたことから,本研究においても2種の素材で,シーツおよび病院を作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
寝床内微気候の実態調査が本年度で達成予定であったが、測定条件を一定にするための予備実験に時間を要してしまった。
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Strategy for Future Research Activity |
寝床内微気候の実態調査を健常人および入院中の患者5名づつで行なう予定である。また、新たに開発するシーツおよびリネンを使用し,摩擦およびずれ力の測定,さらに寝床内微気候の調査を行い試作品完成予定としている。
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Causes of Carryover |
本年度実態調査予定であった寝床内微気候の調査が予備実験で終了しており,必要なセンサーを本年度購入していないこと。さらに,シーツの素材の物性特性評価がすべて終了していないため、次年度に使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
床内微気候の調査必要なセンサーを購入し10名の調査を予定してる。さらに,シーツの素材の物性特性評価を全て行なう予定である。
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