2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of practical skills of nurses promoting diabetes medical team care from patient's perspective
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25463400
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
多崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 准教授 (70345635)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲垣 美智子 金沢大学, 保健学系, 教授 (40115209)
八木 邦公 金沢大学, 医学系, 准教授 (30293343)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 糖尿病チーム医療 / 看護師 / スキルアップ / 学習教材 / e-learning |
Outline of Annual Research Achievements |
先行研究に基づき、糖尿病チーム医療を促進する看護師の実践4視点(視点1「糖尿病をもつ患者の心身と生活をふまえて支援」、視点2「チームとして患者と家族を含む意識」、視点3「チームメンバーの尊重と育み合い」、視点4「看護的視点からチームへ表明し発信」)25項目を自己評価した後、解説を視聴する教材を作成した。本教材は看護師の意識と行動の向上のため1年以内に3回のフォローアップ教育で使用する。本研究では、初回学習時のe-learning教材の評価および看護師の意識と行動の実態を明らかにする。 糖尿病看護に携わっている看護師を対象とし944施設に研究協力を依頼した。参加者に対し、教材視聴後に教材評価および自身のチーム実践振り返りについて回答を求めた。看護師の実態はe-learningにおける糖尿病チーム医療の促進自己評価25項目の回答を用いた。金沢大学医学倫理審査委員会の承認を得て実施した。 e-learning用IDとするメールアドレス登録は106施設564名であった。後アンケートまで終了169名(29.9%)を分析対象とした。年齢41.2±9.5才、糖尿病看護経験8.8±6.7年、CDEJ有資格86名(50.8%)であった。本教材は糖尿病ケアに携わっている看護師に役立つと思う134名(79.2%)、糖尿病チーム医療における看護の専門性について新たに気づきを得られた114名(67.4%)であった。糖尿病チーム医療の促進自己評価総合73.5点、内訳は視点1:78.9点、視点2:75.2点、視点3:75.0点、視点4:69.6点であった(100点満点)。 本教材は看護師のチーム実践に役立つとの評価がある程度得られたといえる。先行研究同様、4視点中、得点が最も低かったのは視点4「看護的視点からチームへ表明し発信」であったが、今後の教育介入による看護師の意識と行動の向上が期待される。
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