2015 Fiscal Year Research-status Report
COPD患者と家族がともに取り組むセルフマネジメントを支援する教育プログラム
Project/Area Number |
25463422
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Research Institution | Niigata College of Nursing |
Principal Investigator |
山田 正実 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (30279848)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | COPD / セルフマネジメント / 在宅療養 / 患者 / 家族 / 冬期 / 室内運動 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究の目的は、COPDの安定期を維持するためのセルフマネジメント教育の一環として、COPD在宅療養者とその家族を一体にとらえ、両者が支え合いお互いの健康を維持するための自己管理を支援する看護方法を検討することである。具体的には、降雪地域を研究場所として、COPD在宅療養者とその家族を対象に、冬期の運動継続を中心とした自己管理指導とその継続支援を試み、その介入の効果を評価することである。 平成26年度は、第1期としてパイロット・スタディの位置づけで、平成26年11月~27年11月の期間で、2事例を対象に室内運動および自己管理指導を実施し、平成26年12月から27年4月まで定期的に家庭を訪問し、運動継続と自己管理の支援を行った。平成27年5月から11月は各自の管理として活動期の状況を比較調査した。介入前と冬季後および活動期(5月~11月)を比較することで、冬期の介入にどのような効果があったのか、詳細に分析し発表予定である。 また、第2期として平成27年11月から平成28年11月の期間で、同様の目的と方法で2事例について介入研究を実施中である。ただし、前期の結果と評価から、介入方法に修正を加えた。具体的には、より個別に合わせた運動メニューの作成、運動量が低下する1月の指導の工夫、自己目標をさらに意識できるかかわり、家族の不安・疑問などへの対応をより丁寧に行うなどの介入を加えたことである。現在は冬期の介入終了後の評価を実施するところであり、その後各自で自己管理を継続してもらい、平成28年11月に最終評価を実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
介入研究の開始が、当初計画の平成25年度から平成26年度にずれ込んだことによる。1年の遅れはあるが、介入研究では第1期と第2期は順調に進んでおり、第2期終了は平成28年11月である。研究目的の達成に向かい着実に研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
介入研究の第1期分の結果は、今後公表予定である。第2期は年内11月に終了するので、結果を分析し、前期からの介入修正の効果も含めて介入効果を明らかにする。 最終的には、降雪地域のCOPD在宅療養者とその家族のための、運動継続を含めた具体的かつ有効な自己管理支援方法を明らかにし、COPD患者のセルフマネジメント支援を提案してく。
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Causes of Carryover |
介入研究の第2期実施期間を、平成27年11月から平成28年11月までとしたことによる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
介入研究第2期の実施における介入評価(検査費用、交通費など)にかかる経費、および学会発表と最終報告書の作成にかかる経費として使用する。
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Research Products
(1 results)