2015 Fiscal Year Research-status Report
治療中のがん患者のセルフケア能力向上を支援する看護アプリケーション・モデルの開発
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25463440
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
吉田 久美子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70320653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 清子 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40134291)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | がん患者 / セルフケア / セルフケア能力 / 治療期 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、治療期にあるがん患者のセルフケア能力尺度を開発し活用していくことである。これまでの研究活動により「治療期にあるがん患者のセルフケア能力尺度」を尺度開発研究のプロセスを緻密に経て、がん患者特有のセルフケア能力を含んだ尺度として開発に至った。本尺度は3因子15項目からなり、信頼性と妥当性が証明された尺度であり、今後臨床での活用を目指している。 本尺度の臨床での活用は、治療中のがん患者のセルフケア能力をアセスメントすることにより、個別的な看護支援につながり、患者がもつ能力を活用していくことが期待できる。そして、治療期にあるがん患者のQuality of Life(QOL)の向上につながると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの研究活動では、データ収集に予定以上に時間を要したが、より正確なかつ根拠をもった研究結果を得るためにはデータ数は重要であり、必要数を満たした上で分析に取り組むことができた。概ね研究目的に向け尺度開発が進み、概ね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は本研究によって得られた結果を海外の専門雑誌に投稿する予定であり、投稿の最終確認の段階である。また、部分的な結果について、今年度国際学会で発表することが決定しているため、その準備も同時に着手している。 また、研究結果を臨床で活用していくことも研究プランにあるため、取り組む予定である。
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Causes of Carryover |
研究結果の国内外での発表に向け、最終確認の段階であり、海外の専門雑誌や国内外の学会において発表が決定した場合は、発表に伴う予算が必要になると考えられる。そのための予算が次年度使用額として生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記の理由に述べた通り、海外の専門雑誌や国内外の学会において発表を予定しており、その発表に伴う経費として使用を計画している。また、本研究結果を臨床で活用し効果を明確にしていく研究プランがあり、その研究活動に伴う費用として使用を計画している。
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