2015 Fiscal Year Annual Research Report
慢性閉塞性肺疾患患者のセルフマネジメント教育プログラムの構築
Project/Area Number |
25463446
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
若林 律子 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (20609359)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 智子 福井大学, 医学部, 教授 (60303369)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 慢性閉塞性肺疾患 / セルフマネジメント / 患者教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者のためのセルフマネジメント教育プログラム Living Well With COPD(LWWCOPD)日本語版を作成し、日本におけるセルフマネジメント教育プログラムの構築を目的としている。 本年度はLWWCOPD日本語版の内容の見直しを行い、タイトルやイラストなどの決定を行った。LWWCOPD日本語版の内容の見直しは、臨床での使用に向け呼吸器内科医、慢性呼吸器疾患看護認定看護師、看護師、理学療法士、管理栄養士らと行った。タイトルやイラストの決定には、医療従事者へアンケート調査を行うとともに、呼吸器疾患患者らにアンケート調査を行った結果をもとに決定した。LWWCOPD日本語版は「COPDライフ」とし、LWWCOPDの版権者であるカナダの医師、看護師らに承諾を得た。 昨年、慢性呼吸器疾患看護認定看護師を対象に行ったセルフマネジメント教育に関するアンケート調査では、十分な教育ができない理由として「患者教育を行うスタッフ水準が統一されていない」、「スタッフのマニュアルがない」などがあげられた。この調査結果からセルフマネジメント教育を行うためには、患者用プログラムだけでなく、スタッフ用のプログラムが必要であることが課題となり、本年度は「COPDライフ」のリファレンスガイド作成のための研修会を行った。研修会では、「COPDライフ」の内容に合わせ項目ごとにどのような内容が必要かなどの検討を行った。 患者用「COPDライフ」、スタッフ用「COPDライフ」リファレンスガイドを用いたセルフマネジメント教育プログラムの効果を検証するための臨床研究内容の検討を行った。臨床研究を行うためには、スタッフが「COPDライフ」を用いて教育をしなければならないため、スタッフ研修の内容を検討した。また、臨床研究における研究方法、評価項目の検討を行った。
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