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2014 Fiscal Year Research-status Report

協働的パートナーシップによる冠動脈バイパス術後のセルフケア支援プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 25463456
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

緒方 久美子  福岡大学, 医学部, 准教授 (00309981)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 木下 幸代  聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (00095952)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords冠動脈バイパス術患者 / セルフケア / 協働 / パートナーシップ / プログラム開発
Outline of Annual Research Achievements

1.冠動脈バイパス術患者のセルフケアに関する実態調査
福岡大学病院にて冠動脈バイパス術を受けて1年以内にある対象患者36名に無記名の自記式質問紙調査を実施した。対象者は男性32名(88.9%)、女性4名(11.1%)で、有職者は18名(50%)であった。平均年齢は68.25±8.49歳、平均術後日数は187.94±91.80日であった。術前に自覚症状があった者は26名(72.2%)であった。入院中の教育は主に食事、内服薬、運動・動作について実施され、ストレス管理が最も少なかった。セルフモニタリングに関しては、血圧を測定しない者は16名(44.5%)で、理由は「自宅に血圧計を持たない」などであった。自己検脈をしない者は19名(52.8%)で、理由は「自己検脈の必要性を感じない」などであった。体重測定をしない者は9名(25.0%)で、理由は「自宅に体重計を持っていない」、「測定する必要性を感じない」などであった。歩数測定をしていない者は29名(80.5%)で、理由は「万歩計を持っていない」などであった。セルフケアでは「階段の昇降は自分のペースで行う」など4項目が80%以上の実施率であり、「エレベーターよりも階段を使う」は30.5%で最も低かった。現在、11月にドイツで開催されるENDA & WANS CONGRESS 2015に演題を提出しており、6月に採否の連絡が来る予定である。また、論文投稿の準備中である。
2.セルフケア支援プログラムに関する文献検討:協働的パートナーシップによるセルフケア支援プログラムの教育的要素を抽出するために、国内外の文献検討を行っている。現在、分析の途中である。
3.入院患者を対象とした協働的パートナーシップによるセルフケア支援プログラムの試案の作成と評価:2と並行して、プログラムの試作を作成している途中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

対象者数を増やすためにセルフケアの実態調査の終了時期を延ばしたため、セルフケア支援プログラムの試案の作成が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

実態調査結果が終了したため、その結果と、並行して実施している文献検討結果をもとに速やかにプログラム作成に入る予定である。
プログラムを実施するフィールドは、実態調査と同様の場所であるため、特に問題はない。

Causes of Carryover

実態調査は完了したが、プログラム作成に向けての共同研究者との打ち合わせが始まったばかりであるため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今後はプログラム作成に向けての共同研究者との打ち合わせの機会が増えるため、出張費用がかかる。また、海外での発表や論文投稿を行う予定であるので、それに関連した費用がかかる。プログラム実施に向けて、使用する器具も購入予定である。

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Published: 2016-05-27  

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