2015 Fiscal Year Annual Research Report
自閉症スペクトラム障害をもつ子どもと家族への看護実践力向上を目指した基礎的研究
Project/Area Number |
25463468
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
坪見 利香 浜松医科大学, 医学部, 助教 (40452180)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 自閉症スペクトラム障害 / 発達障害 / 外来看護 / 研修プログラム / 具体的な対応 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、自閉症スペクトラム障害を含む発達障害のある子どもと保護者が必要としている外来看護支援および、看護師の発達障害児への対応に関する研修ニーズを明らかにしたうえで、発達障害児に対する看護実践に関する研修プログラムに必要な要素を明らかにすることを目的とする。外来看護師を対象とした研修プログラムには、「待合室における子どもへの対応」、「採血など苦痛を伴う処置への対応」、「子どもが理解しやすい説明方法」と、効果的な診察方法として「子どもにしてはいけないこと」などが示された。保護者は、医療者に対して、子どもの障害に関する情報の提供について戸惑いを感じていた。看護師が子どもの特性を理解するためには、保護者からの情報は有効であるが、保護者の心理面への配慮も研修プログラムには必要である。
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