2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of educational program for nurses who support to adolescent patients with pediatric chronic diseases
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25463479
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
野間口 千香穂 宮崎大学, 医学部, 教授 (40237871)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 小児慢性疾患 / 思春期患者 / セルフマネジメント / セルフマネジメント支援 / 看護師 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、小児慢性疾患思春期患者のセルフマネジメント支援を行う看護師のための教育プログラムを開発するために看護師の学習ニーズを把握する目的で、小児慢性疾病自立支援事業に関連したセミナー等に参加する看護師と小児看護専門看護師を対象にヒアリングを行った。その結果、小児医療から成人医療への移行期を意識した慢性疾患児への支援を実践に取り入れている小児専門病院が増えている一方で、総合病院においてはそのような試みが少ない現状であることがわかった。現状における課題としては、入院期間の短縮化に伴い、外来での支援が中心となっているが、外来看護師がそのための時間を割くことが難しい体制にあることや医師との連携が不足していることがあり、学習ニーズとしては①小児慢性思春期患者とのコミュニケーションに難しさを感じること、②支援の必要性は感じているが、介入のタイミングや適切な方法に対する知識が少ないこと、③思春期だけではなくそれ以前からのかかわりが大切だと思うことなどが挙げられた。また、親の考え方もあることから、どのようにかかわるか難しいと感じるといった親への介入や看護に関する困難もあった。 これらのことから、看護師の学習ニーズとして、小児慢性思春期患者の自立に向けたセルフマネジメント支援が重要であり、その必要性を認識していたが、実践ですぐに活用できる知識やスキルに関する情報を必要としており、①小児および思春期における慢性疾患児のセルフマネジメントの発達の様相に関する知識、②外来通院中の小児慢性思春期患者のセルフマネジメント支援のためのアセスメントツールとその方法、③セルフマネジメント支援ための介入の実際に関する知識に関する内容が必要であることが明らかとなった。また、それに加えて、看護師は思春期患者とのコミュニケーションスキル向上の必要性を感じていた。 これらのことをもとに教育プログラムを検討した。
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