2013 Fiscal Year Research-status Report
小児がんの子どもへの病名病状説明に対して親が抱く不確かさへの看護介入
Project/Area Number |
25463481
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
山下 早苗 鹿児島大学, 医学部, 講師 (40382444)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 不確かさ / 小児がん / 病名症状説明 / 親 / 看護介入 / 介入研究 |
Research Abstract |
小児がんの子どもへの病名病状説明について、悩んでいる親への看護介入の方法として、標準化が確保できるDVD「小児がんの子どもへの病名病状説明(親の体験談、子どもの体験談、小児科医の考え方、子どもへの説明の様子)」(35分)を制作した。 DVDに含めた内容は、先行研究「小児がんの子どもへの病名病状説明に対して親が抱く不確かさ」結果に基づき、小児がんの子どもに病名病状説明を行う必要性、説明の方法、説明後の子どもの反応とその対応などを重点化した。原案監修は山下早苗(研究代表者)が行い、制作はテレビコマーシャル撮影等を行っている撮影編集専門の会社である制作会社MIL BOARD(鹿児島市)に依頼した。出演者は、既に子どもへの説明を経験した親2名(公益財団法人 小児がんの子どもを守る会)と、説明を受けた経験がある当事者(NPO法人 にこスマ九州)、鹿児島大学小児科医(血液腫瘍専門医として20年の経験がある小児科医)から協力を得た。DVD制作にあたっては、出演者全員にDVDを観て頂き編集内容に間違いがないか、出演者それぞれに確認してもらった。また、著作権や編集および複製の権限は山下早苗(研究代表者)と制作会社MIL BOARDにあることについて、出演者全員より承諾を得た。 今後、今回制作したDVDを用いて調査を行う予定であるため、調査用として10個複写制作した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度の交付申請書に記載した内容は、看護介入の標準化を図ることができるDVD制作であった。そのDVDを計画通り制作することが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、今回制作したDVDが、子どもへの病名病状説明を悩んでいる小児がんの子どもをもつ親に対して効果があるか調査し、看護介入を評価する予定である。
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