2016 Fiscal Year Annual Research Report
Developing and validating a long-term midwife career training program
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25463487
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Research Institution | Chiba Prefectural University of Health Sciences |
Principal Investigator |
北川 良子 千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (80555342)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 助産師 / キャリア支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、卒後2年目から4年目位の概ね出産育児のライフイベントを迎える前の新人期を終えた時期にある助産師に対して、長期的に活動するために自らのキャリア発達を長期的な展望に立って主体的にに展開できるように支援する、「助産師キャリア発達促進プログラム」の開発と検証である。 文献検討,インタビュー調査,専門職者会議を経て「助産師キャリア発達促進プログラム」の草案を作成した。また前年度に助産師が長期的に活動を続けるために転職や離職、休職を経ている現状を鑑み、離職や転職などの職業生活の変化にどのように対処をし、活動を続けているのかを明らかにすることを目的に、14名の長期的に活動している助産師を対象に職業生活の変化とその様相についてインタビュー調査を実施した。その結果,助産師のキャリア支援として,様々な場で活動する助産師同士の交流を促す支援を就業早期から行うこと,助産師であり続ける職業観を育むこと,助産実践から得るやりがいの実感を経験することや、地域における助産実践等があることを伝え助産師観を広げておくことの必要性が示唆された。以上の要素をプログラムに加味し,最終年度は同意の得られた助産師を対象に、教育プログラムを実施した。対象者の助産師経験年数は5.3年であった。また1名を除き,基礎教育終了後最初に就職した医療機関にて就業を継続していた。プログラム終了後のフォーカスグループインタビューでは,「ライフイベントと今の就業場所での両立の意欲と迷い」「働き続けることへの意欲と迷い」がある中で、「新たな助産師観の萌出」と「病院以外の多様な働き方への示唆」を得ることができたが明らかになった。
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