2014 Fiscal Year Research-status Report
看護師が行うプレパレーションを含む小児看護ケアモデルの構築と活用
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25463503
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
松森 直美 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (20336845)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 小児看護 / 小児看護ケアモデル / 倫理的実践 / プレパレーション / 看護師 / ドイツ / アメリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
1.小児看護ケアモデルの実践講習会の開催:小児看護ケアモデルを活用し、医療処置や検査を受ける子ども・家族への倫理的な看護実践の振り返り方法を説明し,実践例記入用紙を用いて実践する1日の講習会を開催し、県内の小児看護に携わる看護師7名が参加した。また、14名の参加者に対して病院または大学にて個別に実践講習を実施し、継続的な効果の検証を行った。現在も継続して調査を実施中である。
2.海外調査:平成27年3月2日~9日にドイツ(ケルン)にて小児看護に関わる看護師3名に対して面接調査を実施した。主な調査内容は、検査・処置場面における子どもへの倫理的な関わりについてである。現在、調査結果の分析中である。
3.調査結果の公表:我が国において医療処置を受ける子どもと親への心理的準備に対する実践の状況と認識を把握し新たな課題を明らかにするために行った看護師に対する調査結果の分析を行い、医療処置を受ける子どもと親への心理的準備に対する看護師の認識」として第34回日本看護科学学会にて発表した。147件の自由記述をコード化し質的帰納的分析を行った。また医師と看護師を対象に実施した手術を受ける子どもへのプレパレーションの意識調査に関する結果を論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
再申請後、2年目を終了し小児看護ケアモデルを活用した講習会の開催と海外調査、これまでの調査結果の公表を一部行うことができた。しかし、データ数や質的な内容についてさらに発展させることが必要であり、倫理的な看護実践のあり方をさらに追及し、具体的な普及方法についての検討が今後の課題となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
1.小児看護ケアモデルを活用した倫理的実践を強化する介入プログラムの効果の検証:昨年10月から実施した介入プログラムの効果を検証するためにデータの分析を行い、今年度も継続して介入プログラムを実施するか否かを判断する必要がある。今までのデータの分析によって効果の検証が可能な場合は、論文としてまとめ公表の準備を行う。
2.海外調査:ドイツのNRW応用科学大学看護学部マイケル・イスフォルト教授が10月に来日する予定であるため、継続してドイツの小児看護の倫理的実践の状況と比較する調査を検討したいと考えている。また、アメリカにおける小児看護の倫理的実践の状況に関する調査の可能性を検討したい。
3.結果の公表:昨年度学会発表を行った調査結果およびドイツにおける面接調査の結果について、誌上発表できるように準備を行う。
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Causes of Carryover |
海外調査を行った際に同行者の旅費の支出が不要であったこと、購入予定であったプリンターの購入を次年度に廻したことなどが挙げられる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度にプリンターを購入し、講習会の実施や結果の公表を行う際に使用したい。 また、海外調査の旅費に加えたいと考えている。
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Research Products
(4 results)