2015 Fiscal Year Research-status Report
看護師が行うプレパレーションを含む小児看護ケアモデルの構築と活用
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25463503
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
松森 直美 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (20336845)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 小児看護 / 小児看護ケアモデル / 倫理的看護実践 / 小児看護師 / 介入プログラム / ドイツ / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.小児看護ケアモデルを活用した介入プログラムの実施:小児看護の実践の中でも特に医療処置場面での倫理的看護実践の典型的な行動を示したケアモデルを活用した介入プログラムを考案し、小児看護の経験5年以内の看護師を対象者として募集し平成26年度より実施した。データ収集期間は、当日、2カ月後、3か月後とし、平成26年10月~平成27年7月までデータ収集を行った。有効データは15名中11名であり、当初予定してた20名の約半数であったため、再度介入プログラムを計画し、第2次データ収集として平成27年10月~対象者のリクルートを行った。平成28年2月に実施した介入プログラムにおいて17名の対象者を得ており、現在2カ月後のデータ回収を行っているところである。 2.ドイツとの共同調査:介入プログラムと並行して、ドイツ・アーヘン応用科学大学看護学部教授のマイケル・イスフォルト教授に依頼し、現地の小児看護師にもケアモデルチェックリストへの記入を試みる予定で、ドイツ語版ケアモデルを作成し送付している。現在はその結果を待っているところであるが、今後連携をとって国際的な比較調査を進めたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
小児看護ケアモデルを活用した実際的な介入プログラムを考案することできた点においては当初の計画通り進展していると言える。また、介入プログラムを実施し、データ収集を行っているが、当初の予定人数に近づくまであと5名を当面の目標にデータの回収を行う必要がある。 ドイツとの共同調査における国際比較においては、チェクリストの作成と依頼まで行った点については概ね順調に進展している。データ収集を実現することが今後の課題となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
1.小児看護ケアモデルを活用した介入プログラムの実施と評価 介入プログラムの実施後、データ収集を5名~17名分行った時点で第1次の結果と合わせて分析を行い、介入プログラムの効果について評価を行いたいと考えている。さらに、論文としてまとめ、成果の公表へ向けて準備を進める予定である。 2.ドイツとの共同調査の実施 イスフォルト教授および通訳者と連携し、現地の小児看護師に対して小児看護ケアモデルの各項目の実施頻度を調査し、国内における実施状況と比較分析を行いたいと考えている。
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Research Products
(4 results)