2015 Fiscal Year Annual Research Report
サスティナビリティの高い妊婦セルフケアプログラム「冷え症改善パック」の有効性検証
Project/Area Number |
25463520
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
中村 幸代 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10439515)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 妊婦 / 冷え症 / セルフケアプログラム / ランダム化比較試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、冷え症である正常経過の妊婦を対象に、妊婦の冷え症がもたらす異常分娩を予防するための、サスティナビリティの高いセルフケア支援プログラム「【自宅でできる】冷え症改善パック」を作成し、冷え症の改善への有効性を評価することである。 H27年度は、データ収集を終了しデータ分析を実施した。そして、その結果をまとめ発表するとともに、現在論文を投稿している。 1つ目は、冷え症改善のためのプログラム開発:Feasibility Trialである。結果として、①妊婦のための冷えとりエクササイズ②セルフ評価プログラムWebアプリケーションは、冷え症改善のための研究に使用するプログラムとして実行可能性が高いことが示唆された。 2つ目は、プライマリーアウトカムの論文である。 結果として、実験群73名、対照群67名の合計140名の妊婦を分析の対象とした。そして、セルフケアプログラム「【自宅でできる】冷え症改善パック」を実施することは、有意に冷え症を改善することが示唆された。 3つ目は、冷え症改善プログラムのセルフ管理アプリケーションを使用した妊婦による評価である。結果として 妊婦による Webアプリケーションの使用は、プログラムの継続やセルフケアに役に立ったという意見が多く得られた。
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