2015 Fiscal Year Research-status Report
月経異常の理解とセルフケアを促進する青年期女子教育プログラムの開発
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25463522
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
森 明子 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (60255958)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 青年期 / ウィメンズヘルス / リプロダクティブヘルス / 月経異常 / 健康教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究「月経異常の理解とセルフケアを促進する青年期女子教育プログラムの開発」の目的は、ライフプランを意識していく年代である青年期の女性に対し、リプロダクティブ・ヘルスの維持増進、疾患の予防・早期発見のためのセルフケア能力を育てる教育プログラムを構築することにある。1年目に行ったインタビュー結果は、「月経症状と対処」「高校生の月経に対する養護教諭の取組」の2編について引き続き投稿準備中である。本年度は、シンガポールで開催された世界性科学会World Association for sexual health (July26・27・28, 2015)に参加し、とくに欧州や豪州のyouth sexual educationの方法論、とくにSNSの活用など充実した教育を垣間見ることができた。将来の妊孕性との関連、性と不妊についても関心が高く、多くの発表がみられた。 延長年度の本年は、昨年、明確にした3つの学習目標(①正常な月経と月経異常の判別(セルフアセスメント)ができる、②正常な月経についてはセルフケアができる(月経時の手当、日常生活行動、ストレスマネジメント)、③月経異常がある場合には受診行動がとれ、必要な治療を受けることができる)に加えて、周辺の性に関連した健康維持を達成するために必要な知識・情報・相談など構造化したサポートを提供するシステムを構築する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究協力者が産前産後および育児休業をとったことで、研究代表者の本務が多忙になったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
計画推進のため、下記のように進行をすすめる。 7月末まで:学習目標を達成するためのコンテンツを具体化する。そのため専門家(医師・看護師)から意見をもらいながら進める。学習のコンテンツを確定する。 8~9月web教材化する。 10~11月:対象者である青年期女子に試行し、評価する 12月:評価をまとめ、成果と課題を明らかにする
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Causes of Carryover |
研究協力者が産前産後および育児休業をとったことで、研究代表者の本務が多忙になったことで研究が遅れたため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究協力者を増やし、対象者へのアプローチを確実にする。1200000円はそのための手段となる教育講演会開催と教材作成に使用する。
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