2014 Fiscal Year Research-status Report
多文化共生の感受性を育む周産期看護者育成プログラムの実施と評価
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25463523
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
五十嵐 ゆかり 聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (30363849)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 看護学 / 多文化共生 / 教育プログラム / 外国人 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の主な計画は、多文化共生を育む看護者育成プログラムを実施し、評価のためにプログラムの前後にと3か月後に質問紙調査を行うことであった。 この計画通り、2014年8月23日に「多文化共生を育む看護者育成プログラム」の提供を行った。プログラムへの参加者は、看護者、看護学生あわせて35名であった。プログラムは、講義とコミュニケーション演習で構成した。講義内容は、日本における外国人の人口動態、外国人医療における課題と解決策などで構成した。コミュニケーション演習は、外国人模擬患者や医療通訳者の協力を得て演習を行った。 評価は質問紙調査とインタビューガイドに沿った半構成面接調査を行った。 今後はデータを分析する予定である。
また、教育プログラムの提供のほかに、外国人ケアへの意識づけを目的とした研修会「ヘルスケア・カフェ」を開催している。外国人医療に携わる専門家を招聘し、平成26年度は2回開催した。7月23日「外国人患者にあっても困らない最低限の準備とは?」を行い、63名の参加者があった。また、8月24日「医療英語の学び方-言語学の観点から‐」は定員の30名に達した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
教育プログラムを提供し、データを収集することができ、現在分析中であるため、計画通りに進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度には教育プログラムの改訂に向けて国内外の専門学術誌への投稿、関連学会で発表し、広く意見交換する予定である。また研修会の「ヘルスケアカフェ」も継続する予定である。
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Causes of Carryover |
教育プログラムの参加者が予定していた人数よりも少なかったため、謝礼に残額が生じた。 また研究補助者の確保が困難であったため、人件費にも残額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究補助の人材を確保する。
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Research Products
(2 results)