2014 Fiscal Year Research-status Report
女性高齢者の認知機能レベルに応じたキルトを用いたプログラム開発
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25463536
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Research Institution | Gihu University of Medical Science |
Principal Investigator |
鮎川 昌代 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (60554293)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成 順月 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (00555055)
金澤 寛 広島文化学園大学, 看護学部, 准教授 (10583007)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 認知症予防 / 巧緻動作 / 手芸 / QUILT / キルト / 女性高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
キルトという巧緻動作により、女性高齢者のQOL・社会関係つくり・日常生活行動・幸福感の向上が認められる。日本の高齢化率に戻ると、諸外国と比較しても、高齢化率は2010年時点で最も高い水準である。我が国でこの支援プログラムが高齢者に役立てば、手先の器用なアジアのみならず世界各国で使用できるアイテムとなる。したがって本研究を行うことは、社会的に大きな意味を持つこととなる。以上の結果に基づいて教育ツールとして「キルト教室のプログラム」は実用化を図り普及可能なものにする。地域女性高齢者のQOLの向上と社会関係・地域支援体制づくりとして、新たに取り組む先駆的・モデル的プログラムとなる。 本研究は、女性高齢者の生活の質向上や介護予防のために、認知機能レベルに応じたキルト(手芸の技法のひとつ)を取り入れた支援プログラムを開発し実施する。また、その支援プログラムによる女性高齢者の巧緻動作により、認知度・抑うつ・日常生活行動の自立度・QOLの視点からの有効性を検証することを目的とする。さらに、有効性がすでに証明された海外のプログラムと比較検討を行い、支援プログラムの洗練を図る。 1年目は、国内外で先行の文献調査実施、プログラムを思案する。2年目は、試案プログラムを実施し、有効性を検証する。3年目は、調査した結果を分析し、効果に基づいて女性高齢者の生活の質の改善や向上の為の支援プログラムを開発する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2年目は、試案プログラムを実施し、有効性を検証するとし、60分内で完成できるパーツを用い2か所(呉市と広島市)で月に1回開催し、型紙や2個目の材料も用いて研究者がいない時もひと月内は同じ作業を広場に集まり行っている。半年後と1年後の認知度・抑うつ・日常生活行動の自立度・QOLの視点からアンケートも実施終了。ただ今集計中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度最終3年目は、調査した結果を分析し、効果に基づいて女性高齢者の生活の質の改善や向 上の為の支援プログラムを開発する。
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Causes of Carryover |
今年度分担研究者がファーストの学会発表ができなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
最終年度に学会での発表用に次年度に繰り越したため
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Research Products
(4 results)