2015 Fiscal Year Annual Research Report
地域資源を活用した介護保険施設の福祉避難所機能強化を目指した防災システムの構築
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25463548
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| Research Institution | Mie University |
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Principal Investigator |
北川 亜希子 三重大学, 医学部, 助教 (20422876)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯和 勅子 三重大学, 医学部, 教授 (30336713)
平松 万由子 三重大学, 医学部, 准教授 (50402681)
服部 由佳 三重大学, 医学部, 助教 (30705405)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 福祉避難所 / 運営マニュアル / 災害時要援護者 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
【目的】最終年度は、介護保険施設を福祉避難所として役割を強化し、地域防災システムの構築をめざすために、介護保険施設の実情に応じた福祉避難所として運営できるようなマニュアルの作成することを目的とした。これまで開設された福祉避難所の多くが被災後自治体と協定を締結し、体制が整わないまま運営をせざるを得ず、様々な問題が生じた。そこで、大規模災害時に施設を運営しながら福祉避難所運営をするための、施設に応じた福祉避難所運営マニュアルを作成することを目的として事業に取り組んだ。
【方法】施設における福祉避難所運営マニュアル作成支援事業を展開。福祉避難所運営に関連する部署の代表とと全８回の1回2時間のワークショップを開催。開催期間は2015.5~2015.12。ワークショップで受け入れ条件、体制、レイアウト等を各所属の立場から議論して決定する。これに基づき運営実地訓練を行い、作成されたマニュアルを検証する。また各回の議事録より、検討事項として議論の中心となった課題を抽出、分類して考察を行う。本研究は所属大学の研究倫理審査委員会の承認を得ている。
【結果】
施設での業務と並行して福祉避難所を運営できるように、要援護者の受け入れ条件、自治体の職員を派遣して一緒に運営を行うための受け入れ体制、支援者の人数や要件、レイアウトについて議論した。さらに運営訓練を行い、施設業務と並行しながら福祉避難所を運営できるようなマニュアルを作成した。 また議論された課題を抽出し、ワークショップ内で解決できなかった課題は、関連する部署で協議継続となった。
【意義】自治体と介護保険施設との福祉避難所の締結は進みつつあるが、具体的な運営方法への議論は深まっていない。今回は至らなかった、福祉避難所を正しく理解し、災害時に福祉避難所の運営にかかわってもらえるような地域の防災リーダーの育成、防災力強化に取り組んでいく必要がある。
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Research Products
(1 results)
