2013 Fiscal Year Research-status Report
地域精神障害者施設におけるEBPに基づく心理社会的プログラムの効果促進の研究
Project/Area Number |
25463562
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
内山 繁樹 関東学院大学, 看護学部, 准教授 (80369404)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 博文 城西国際大学, 看護学部, 准教授 (90325910)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | リカバリー / IMR / FPE |
Research Abstract |
目的 EBPプログラムであるIMR(Illness Management and Recovery:疾病自己管理とリカバリー)を当事者に,FPE(Family Psycho Education:家族心理教育)をその家族に実践し、各々の相補的・相乗的なリカバリーの効果促進のエビデンスを検討する。 方法・結果 1.研究デザイン:縦断的介入による評価研究,2.対象:通所をしている20歳以上の統合失調症の患者6名及びそのご家族12名,3.データ収集方法 IMRとFPEプログラム全体の実施前-実施中(中間)-実施後にアンケート調査を実施した各プログラムの実施頻度および回数は次の通りである。IMR90分/1回/週,計26回,終了後にフォローアップを2回実施した。またFPEは3時間/2回/月,計8回した。4.評価スケール:当事者には,リカバリーゴールに向けての取り組みシート,地域生活に対する自己効力感尺度(18項目),精神障害者における生活満足度尺度(30項目)を実施前後の計2回のアンケート調査を行った。また家族には,家族機能評価(FACESIII)(20項目),自尊感情尺度(10項目),精神的・身体的健康状態尺度(40項目)を用い,実施前後の計2回のアンケート調査を行い参加率(80%以上)の高いご家族8名の半構造化面接を行いプログラム評価についてのデータ収集ができた。現在は,量的・質的の2側面から分析を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
IMRプログラムは,7名が最後まで継続して参加することができた。またそのご家族と他の家族12名に対してFPEプログラムを実施し,当事者のご家族8名に反構造化面接を実施することができ好感触を得ている。現在は量的・質的に分析をしている。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目の5月から地域支援センターで重症な対象者6名に対してIMRプログラムの実施方向で準備が進んでいる。確定をしたら,そのご家族を対象にFPEプログラムを7月から実施していく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究には支障のない額であるが,計画的な使用額管理が不十分であったため 計画的な使用額管理を徹底する。
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Research Products
(6 results)