2015 Fiscal Year Research-status Report
介護施設における看取りケア教育手法の開発およびケアの質評価に向けたプロトコル作成
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25463566
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
原沢 優子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (70303774)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 看取り / エンド・オブ・ライフケア / 教育 / 高齢者ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度の達成課題1:ペルソナ作成について、映像制作業者の確保を行い現在、作成に向けて詳細を調整している。平成28年度8月を目標に完成させ、10月以降に使用開始を計画している。達成課題2:こちらは平成26年度に在宅看護フィールドの確保を達成している。達成課題3と4:こちらは、達成課題1が完了していないため、未達成のまま進行している。 今年度の研究達成状況として、他に平成26年度に在宅終末期ケアにおける看護師のケア満足状況と終末期患者の身体状況との関連を分析してまとめおり、これを学会において報告した(平成27年10月19-22日開催のIAGG;The 10th international association of gerontology and geriatrics-Asia/Oceania2015Congress)。本学会では、本報告により日本の在宅終末期ケアの状況は、近隣アジアの国よりもIT化の面で遅れている現状、終末期の痛みをとるということへの看護職の感度が低いことなどが把握でき、教育内容への新たな課題を得た。 また、本研究への関連として終末期ケアに取り組む訪問看護職の連携の取り方を視点に分析を試みた。データは他の研究で行われた調査で得たものを利用した。分析結果を本年度の6月開催の日本老年社会科学学会において報告し、終末期ケア教育においてどのような多職種連携を行うことがどのようなチーム医療やチーム活動に影響を生みだしているのかについて意見交換を行い、多職種連携における他の学術領域の人々の見解を知ることで今後の本研究の発展に活用できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成27年度の9月から大学を異動した。異動に伴い、その前後の数カ月において大学間での資金の移行手続きに伴い研究費の利用の制限があったことおよび、新しい大学での教育体制整備への時間が必要であったことから研究に取り組む時間が十分に確保できす遅延していた分の進行を促進することができなかった。しかし、研究者の希望する映像作成に協力できる映像制作会社を探す作業は継続していた。予算に見合う業者探しに時間がかかることを改善するため、作業の効率化を優先させることにし、映像制作会社の探索と業者打ち合わせを業務委託することに計画を変更した。業務委託できる会社を見つけて現在は、映像制作会社が見つかり、原稿を出すなどの制作に向けた具体的調整に着した段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、8月を目標に映像制作に取り組んでいる。10月以降にこれを用いた教育の機会を介護老人保健施設と特別養護老人ホームで実施する予定である。ただし、当初からの予算の見積もりが少なかったことが影響し、映像制作は予定していた4本が作成できず1本になっている(ただし、その1本は、4段階のステップで終末期ケアを検討できる内容で構成している)。その点で教育機会が一施設に対して、1回ずつとなるため複数の施設で勉強会を企画して教育効果を検討する必要が生じており、研究協力施設の確保を増やす準備をしている。勉強会の実施は、大学教育の本務との関係で後半に多く企画できないため、年度末にずれ込む可能性があり、その分、教育効果の評価分析が年度末に間に合わない可能性がある。研究期間は終了するが、平成29年度に分析をまとめて公表へと継続する予定である。
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Causes of Carryover |
映像制作予算が見込み額より大きく、予算を残して統合して使用する計画へと変更を要したため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
予算に見合う映像制作会社の確保を行っており、今年度はその予算内で映像が作成できるように計画を縮小して実施が進んでいる。また、研究の進行が遅れているため業務委託を行い研究の進行が円滑に進むように改善した。
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Research Products
(2 results)