2013 Fiscal Year Research-status Report
医療施設における認知症看護実践力育成のための教育プログラムの開発
Project/Area Number |
25463568
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
天木 伸子 愛知県立大学, 看護学部, 助教 (40582581)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
百瀬 由美子 愛知県立大学, 看護学部, 教授 (20262735)
藤野 あゆみ 愛知県立大学, 看護学部, 講師 (00433227)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 老年看護学 / 認知症看護 / 教育ニーズ |
Research Abstract |
平成25年度の研究目的は、認知症高齢者の看護実践力育成のための教育プログラム開発の第一段階として、医療施設における認知症高齢者看護に関する院内教育体制や教育の必要性の認識、看護実践の実態から教育ニーズを明らかにすることである。研究対象者を全国の医療施設の看護管理者1000名および看護職者4000~6000名として、郵送による無記名自記式質問紙により実施する予定である。看護管理者および看護職者の認知症看護の実践状況および教育ニーズを把握することのできる、質問紙の項目精選や構成について、研究分担者とともに検討を行った。看護管理者は、個人属性、施設概要、認知症看護の教育体制や認知症看護教育に対する認識について調査を行い、看護職者には、個人属性、所属施設属性、認知症看護の研修会参加の有無、認知症看護の研修の必要性の認識、認知症看護への関心、困難を感じる認知症高齢者の言動、コミュニケーションやケアの実践状況を設問項目とすることを決定した。これらの研究計画、質問紙について倫理審査委員会の承認を得ることがでた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本年度は、医療施設における認知症高齢者へのケアの実態や教育ニーズの全国調査を実施する予定であったが、質問紙内容の構成選定や項目の精選のための文献検討および研究分担者と項目精選の検討を実施する時間を必要とした。
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Strategy for Future Research Activity |
作成した質問紙のプレテスト後、全国の医療施設へ調査を行い、回収した調査票のデータ入力、データの分析を行う。分析結果を基に、医療施設における認知症高齢者ケアに関する教育プログラムの具体的構成の検討を行う。研究協力を得る対象候補施設の選定および模擬患者の依頼調整の実施を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度に終了する予定であった、全国への質問紙調査の実施が平成26年度となった。調査配布までに必要な、調査依頼書印刷費、調査票印刷費、郵送・回収費および、質問紙回収後のデータ入力費を次年度に使用する。 平成25年度研究費に未使用額が発生したため、平成26年度研究費とあわせて下記の使用を計画している。 質問紙調査のプレテスト終了後、質問項目の修正を行い、調査依頼文・調査票の印刷後、全国の医療施設1000施設に郵送を行う。質問紙の回収後、データ入力を行い、データ分析を実施する。全国調査のデータ分析結果から、教育プログラムの検討を行い、研究参加施設候補のリクルートを実施する。
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