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2013 Fiscal Year Research-status Report

訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコールの開発,効果検証

Research Project

Project/Area Number 25463594
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

前田 修子  金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70336600)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 滝内 隆子  岐阜大学, 医学部, 教授 (10289762)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords訪問看護 / 膀胱留置カテーテル / カテーテル閉塞 / 長期カテーテル留置
Research Abstract

25年度は、目的①「訪問看護における長期カテーテル留置者のカテーテル閉塞発生状況を明らかにする」目的②「訪問看護における長期カテーテル留置者のカテーテル閉塞発生影響要因を明らかにする」目的③「訪問看護におけるカテーテル閉塞発生時の対応状況を明らかにする」に向けて、①カテーテルガイドライン(European Association of Urology Nurses)の「カテーテル閉塞」の和訳、②長期膀胱留置カテーテル留置者に関する文献の概要整理、③プロトコール作成方法の文献和訳を行った。
結果は、目的①に対しては国内外5件の文献によると、発生状況は50~70%台であった。目的②に対しては、直接的要因は、膀胱結石による閉塞、腫瘍からの組織片、尿路感染症に関連した血尿による閉塞、尿中バクテリアの増殖によるバイオフィルム増殖による閉塞、尿混濁による閉塞、カテーテルの圧迫・屈曲・ねじれによる閉塞があった。間接的要因は、膀胱結石の要因、腫瘍からの組織片、尿路感染症に関連した血尿の要因、カテーテル種類、バイオフィルム形成の要因、カテーテル管理、尿混濁であった。目的③に対しては、カテーテル閉塞は、深刻な腎盂腎炎,敗血症へと発展する。また、尿流動態の悪化は急性感染症に移行し状態を重症化させる要因となっていることが明らかになった。また、閉塞時の対応は、訪問看護の追加あるいはクリニック受診、救急外来受診や入院など、本人、家族の精神的負担、経済的負担となっていた。
さらに、国内プロトコールとして、終末期のペインコントロールに関するものが多いが、看護領域では3冊のみであった。国外においては、書籍よりも療養者と家族が使いやすいものと専門職向けのプロトコールが行政や医療機関のホームページを通じて公開されているものが多った。プロトコール作成方法を記述した論文は数件見つかった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

25年度は、長期膀胱留置カテーテル留置者のカテーテル閉塞のプロトコール開発に向けての調査を実施予定であった。しかし、文献収集・検討を繰り返すうちに、国外ではカテーテル閉塞に関する研究が一部で実施されていることから、調査前に事実確認を慎重に実施することが優先と考えた。また、これまでは論文では把握できなかった各国の行政機関が主要な医療機関から出されている患者・家族、医療職者向けの手順書のようなものがインターネット上で公開されていることが把握でき、本研究のオリジナリティの確認を行った。そのため、調査方法の再検討を行う必要性がでてきたため。

Strategy for Future Research Activity

26年度は、25年度明らかにした、訪問看護における長期カテーテル留置者のカテーテル閉塞発生状況、訪問看護における長期カテーテル留置者のカテーテル閉塞発生影響要因、訪問看護におけるカテーテル閉塞発生時の対応状況、プロトコール開発方法をもとに、目指すプロトコールの対象者、内容等を明確にし、プロコールを開発することである。
さらに、プロトコール開発にあたっては、訪問看護の実践に役立つものを目指しているため、在宅療養者・家族や訪問看護師の意見を取り入れるなどの調査実施を予定している。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

25年度は、調査実施は行わずに、国内外の文献からの事実確認を重視した。そのため、調査実施のための使用額を繰り越すことになった。
26年度は、25年度に行わなかった調査を予定している。対象は、当初予定していた訪問看護師に加え、膀胱留置カテーテルを長期留置している療養者も予定している。よって、25年度の繰り越し分を使用したいと考えている。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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