2015 Fiscal Year Annual Research Report
訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコールの開発,効果検証
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25463594
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
前田 修子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70336600)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝内 隆子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (10289762)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 膀胱留置カテーテル / カテーテル閉塞 / プロトコール |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、本申請課題の最終目的である『訪問看護師向け長期膀胱留置カテーテル閉塞予防・対応プロトコール』の開発に取り組んだ。 まず、平成26年度に行ったカテーテル閉塞発生への影響要因を明らかにするための基礎調査を分析し、論文作成と論文投稿を行った。 次に、基礎調査結果の分析結果をもとに、結果の報告会も兼ねて、石川県・富山県・岐阜県の訪問看護ステーション看護師を対象に、訪問看護における長期膀胱留置カテーテル管理情報交換会を7月に開催した。さらに、情報交換会の結果を参考にこれまでの文献レビューの結果も踏まえ、プロトコール素案の開発した。9月、プロトコール素案検討会を訪問看護師3名、医師1名、研究者5名で実施しプロトコール素案の活用可能性等について検討し、検討結果をもとにプロトコール(案)を完成させた.プロトコール(案)は、ABCの3種類から構成される.Aは、「カテーテル閉塞要因確認プロトコール」で①カテーテル閉塞要因の有無を確認する。②カテーテル閉塞予防のためのカテーテル管理について、主治医指示を受ける。③主治医指示に基づくカテーテル管理の必要物品を準備する。以上の3点を目的に使用する。Bは、「カテーテル閉塞判断プロトコール」で、①カテーテル閉塞の発生可能性を判断する。②症状に応じたカテーテル管理を実践する。③カテーテル閉塞の可能性やカテーテル管理の結果を主治医に報告する。以上の3点を目的に使用する。Cは、「カテーテル閉塞対応プロトコール」で、①カテーテル閉塞解消のための援助を実践する。②カテーテル閉塞解消のための援助結果やカテーテル管理の結果を主治医に報告する。以上の2点を目的に使用する。プロトコール案は、2月~訪問看護ステーションで、試行を行った。
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Research Products
(1 results)