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2014 Fiscal Year Research-status Report

認知症患者への緩和ケアに関するベストエビデンス研究

Research Project

Project/Area Number 25463598
Research InstitutionKansai University of International Studies

Principal Investigator

今野 理恵  関西国際大学, 保健医療学部, 准教授 (10341372)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中丸 弘子  関西国際大学, 保健医療学部, 准教授 (10309651) [Withdrawn]
山川 みやえ  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80403012)
伊藤 美樹子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80294099)
牧本 清子  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80262559)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords緩和ケア / 高齢者 / エビデンス / システマティックレビュー / 痛み / アセスメント
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は緩和ケアに関するエビデンスを特定するためのシステマティックレビュー研究を完了する予定であったが、種々の理由により計画どおりの進行は出来なかった。平成26年度では高齢者の痛みに関するシステマティックレビューを計画実行してきたが、予定の半分程度までしか完了していない。理由として以下の3つがあげられる。
①当初の予測の3倍以上の数の論文や既存のシステマティックレビューが特定され採用基準を満たしてしまったため、単純に研究者数と時間が不足していた。②痛みを測定するツールのPsychometric Propertiesの質を検証するクライテリアで適切なものが世界のレビュー研究団体からほとんど出版されていなかった。オランダの機関から発表されたCOSMIN チェックリストする方針で進めたが、何十ページにも及ぶクライテリアで代表研究者の理解不足もあり、1つの研究論文の質を検証するのに単純に時間がかかりすぎてしまった。③国際的なレビュー研究団体においても、ツールのPsychometric Propertiesを検証した論文の質をアセスメントするクライテリアの開発は、他の介入研究などに比べてかなり遅れているため、実際的に手さぐりの状態になってしまっている。

これらの状況、特に①②③を考慮しても、このレビュー研究は3年目のガイドライン作成に必須であるため、平成27年度の前半には終了させたい。平成26年度の学会発表実績としては上記システマティックレビュー研究の途中経過を次の学会で発表した。9th Biennial Joanna Briggs Institute Colloquium (2014年11月)シンガポール

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究計画より遅れてしまっている。理由としては研究実績の概要でも記述したように、
①昨年度の予定であった高齢者の痛みをアセスメントするツールの検証報告の論文の数が予想をかなり上回ってしまったこと、
②COSMINチェックリストの使用に時間を費やしてしまった。
③ツールのPsychometric Propertiesを検証した論文の質のアセスメントをレビューに含めるという、ほとんど前例がない内容にチャレンジしているため、実際的に手さぐりの状態になってしまっている。
④特に代表研究者が他の業務に時間をとられ、本研究への時間を割くのが困難であった。

Strategy for Future Research Activity

前期中にこれまでのレビュー研究部分を完了することを第一の目標とする。
痛みのツールについてのシステマティックレビューは、もし種々の理由により完成が困難なようであれば、一次研究のレビュー部分は次年度以降の課題とし、レビュー研究のアンブレラレビューとする方向性を考える。
続いて、後期は特定されたエビデンスを実際に緩和ケアに取り組んでいる高齢者施設へ導入するためのプロジェクトを遂行していく。年度末までに次年度での学会発表が確定し、協力いただいた施設にクリニカルガイドラインとして提出する。

Causes of Carryover

認知症のある高齢者の痛みのアセスメントツールに関するシステマティックレビュー研究の進行が種々の理由により遅滞してしまったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

本年度はレビュー研究の完成に向けて、新たな研究協力者を何名か追加できるよう打診中である。新たな研究協力者に係る経費、および、プロジェクト後半では複数の高齢者施設に協力を求めるため、そちらに関わる経費も予定される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] A systematic review of the best pain assessment strategies for people with dementia2014

    • Author(s)
      今野理恵
    • Organizer
      9th Biennial Joanna Briggs Institute Colloquium
    • Place of Presentation
      Holiday Inn Atrium Singapore
    • Year and Date
      2014-11-11

URL: 

Published: 2016-05-27  

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