2014 Fiscal Year Research-status Report
在宅高齢者のQOLに関連した口腔ケアニーズに基づく多職種連携型プログラムの検討
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25463599
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Research Institution | University of KinDAI Himeji |
Principal Investigator |
森崎 直子 近大姫路大学, 看護学部, 准教授 (30438311)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 宏子 国立保健医療科学院, その他部局等, その他 (10183625)
原 修一 九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (40435194)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 在宅要介護高齢者 / 口腔機能 / 口腔環境 / QOL |
Outline of Annual Research Achievements |
養護老人ホーム入居者を対象とした調査結果を基に、在宅要介護高齢者への口腔状況調査を行った。口腔環境は口腔内細菌数と現在歯数を評価値とし、口腔機能は誤嚥リスク、舌圧、口唇閉鎖力、構音機能を主な評価値とした。口腔内細菌数はPanasonic社の細菌カウンタ―を用い、細菌数のレベルを調査したところ、高齢者の平均レベルを上回るレベル5(1×10二乗cfu/ml)以上の者が55.6%を占めていた。誤嚥リスク評価には、地域高齢者誤嚥リスク評価指標(DRACE)を用いたところ、誤嚥高リスクであるスコア5以上の者が43.4%であった。舌圧の平均値は23.96±10.57kPaであり、口唇閉鎖力は10.25±5.99Nであった。構音機能は、オーラルディアドコキネシスを用い、発声時の運動部位が異なる/pa/ 、/ta/、/ka/の音節を繰返し発声させ、その発声回数を測定したところ、/pa/は4.9±1.5回/秒、/ta/は4.8±1.4回/秒、/ka/は4.5±1.3回/秒であった。在宅要介護高齢者の口腔状況は、口腔環境、口腔機能のいずれにおいても口腔ケアニーズが高いことが明らかとなった。 また、QOLに関して、SF-8を用いて健康関連QOLを評価した。SF-8下位領域の各々の平均値はGH(全体的健康感)47.80±7.37、PF(身体機能)45.97±7.55、RP(日常役割機能・身体)45.54±8.67、BP(体の痛み)47.94±9.39、VT(活力)47.89±6.91、SF(社会生活機能)45.20±8.95、MH(心の健康)48.36±7.22、RE(日常役割機能・精神)48.10±7.67であり、いずれも70歳代の国民標準値よりやや低い値を示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、予備調査を基に、在宅要介護高齢者を対象とした口腔状況およびQOLの調査を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
得られた口腔状況に関するデータを、QOLとの関連性を主にして分析していくとともに、口腔ケアを需給する側(在宅要介護高齢者)のニーズとケアを供給する側(ケアプラン)の認識とのバランスを評価していく。
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Causes of Carryover |
H26年度使用予定であった物品を次年度使用することとしたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H27年度の物品費として使用する。
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Research Products
(13 results)