2017 Fiscal Year Annual Research Report
Establishment of a health management support and education program for disaster preparedness specifically for elderly persons receiving home health care and their families.
Project/Area Number |
25463618
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
京田 薫 金沢大学, 保健学系, 助教 (00639776)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚崎 恵子 金沢大学, 保健学系, 教授 (20240236)
板谷 智也 金沢大学, 保健学系, 助教 (10765192)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 災害時の備え / 家族介護者 / 要介護者 / 災害時の服薬 / 自然災害 |
Outline of Annual Research Achievements |
内服治療中の高齢者の家族介護者を対象とし、災害時の服薬準備に影響する要因を明らかにすることを目的とした。通所サービス利用者の介護者に対して質問紙調査または対象者の家庭に聞き取り調査を行った。調査内容は、属性と介護状況、被災経験、災害時の服薬準備・知識・意識・備蓄・避難計画とした。 介護者58人の平均年齢は64.2歳、女性は46人(79.3%)、要介護者58人の平均年齢は82.6歳、女性は33人(56.9%)、要介護度1・2の者は17人(70.7%)、認知症者は22人(37.9%)だった。災害時の服薬を準備している者は31人(53.4%)だった。全員の被災経験はなかった。居住地域の災害の危険性を知っている者は26人(44.8%)、避難発令時に避難する者は41人(70.7%)だった。非常用持ち出し袋を備えている者は12人(20.7%)、災害時の介護物品の準備をしている者は17人(29.3%)だった。緊急時の連絡方法の確認をしている者は33人(56.9%)、災害情報の収集を考えている者は27人(46.6%)、避難所・避難経路を確認したことがある者は32人(55.2%)、避難方法の話し合いをしている者は16人(27.6%)だった。近隣の支援がある者は25人(43.1%)だった。 服薬準備と有意な関連があったものは、居住地域の災害の危険性 (p=0.001)、非常用持ち出し袋の備え(p=0.003)、災害時の介護用品の準備(p=0.004)、緊急時の連絡方法の確認(p=0.020)、災害情報の収集方法の検討(p=0.001)、避難所・避難経路の確認(p=0.039)、避難方法の話し合い(p=0.020)だった。二項ロジスティック回帰分析の結果、災害情報の収集方法(p=0.021)と居住地域の災害に対する危険性(p=0.040)は災害時の内服準備に有意に影響していた。
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Research Products
(1 results)