2014 Fiscal Year Research-status Report
親子で学ぶ『小学生用飲酒防止教育プログラム』の検討
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25463663
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Research Institution | Yokohama Soei Junior College |
Principal Investigator |
江藤 和子 横浜創英短期大学, その他部局等, 教授 (90461847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 雄幸 横浜創英大学, 教育学部, 教授 (30269542)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 飲酒防止教育 / 意識調査 / 親子教育 / 小学生 / 保護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学生用のプログラムを設計し、さらに早い時期に飲酒に関する教育を、親子を対象に実施することで、飲酒行動が始まる前に子どもと親の啓発に役に立つことが可能かを検討することを本研究の目的とした。 25年度の研究実施計画は、ほぼ計画通りに進んでいる。小学校における児童およびその保護者の飲酒乱用に関する実態調査は、神奈川県2校、滋賀県3校に実施した。アンケートの分析がやや遅れているが、飲酒防止プログラムの基本構想には至っている。 滋賀県の1小学校の6年生の児童及びその保護者のアンケート調査の結果の一部では、児童(n=34)で、「飲酒をしたことがある」15名、「飲んだことがない」19名。どのようにしてお酒を飲んだか?「家でご飯を食べた時に飲んだ」9名、「家の中にあるお酒を飲んだ」7名であった。保護者(n=44)で、未成年者(子供)にお酒を勧めたことがありますか。「ある」4名、「ない」39名であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
滋賀県の小学校の飲酒防止プログラムの実施については5月の説明会の予定が、7月に変更となり、承諾を得てからのプログラムの実施となる為。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究3年目の最終年度には、この小学校の児童及びその保護者のアンケート調査を分析し、その結果をもとに、飲酒防止教育に必要な要件の抽出を行い、飲酒防止プログラム用のコンテンツ作成を開始する。本プログラムの作成および検証実験をおこなうものとする。本プログラムを実施した児童に関して、中学生以降も追跡調査を行い、中学時代での初飲への影響を調べる。協力校を選定する上で、本プログラムの実施の意思を表示した学校に、研究の主旨および方法を文書・口頭で説明し、研究協力の同意を得るとともに、子どもと保護者からも本研究の目的について十分説明したうえで、同意を得てから実施を行う。親子で学ぶ小学校用『飲酒乱用防止教育のための指導プログラム』の有効性と課題を明らかにする。
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Causes of Carryover |
当年度内でアンケート集計が少なかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に、アンケート集計がなされる。
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