2013 Fiscal Year Research-status Report
各種倫理委員会における非医学系委員の役割の実態調査と考察
Project/Area Number |
25500004
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
瀬戸山 晃一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 招へい教授 (00379075)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
養老 真一 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (30240831)
山本 洋一 大阪大学, 医学部附属病院, 特任准教授(常勤) (20335342)
掛江 直子 独立行政法人国立成育医療研究センター, 成育政策科学研究部, 室長 (70298206)
岩江 荘介 京都大学, 医学系研究科, 特定講師 (80569228)
奥田 純一郎 上智大学, 法学部, 教授 (90349019)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 倫理委員会 / 非医学系委員 / 外部委員 |
Research Abstract |
関連図書や文献を収集するとともに、研究分担者間の打ち合わせ会議を3回(上智大学で1回、大阪大学で2回)開催し、研究目的と方法並びに科研の研究倫理上諸注意について申請書を補足し口頭で研究分担者に周知するとともに、今後の調査研究について打ち合わせと意見交換を行った。具体的には、倫理委員会副委員長とコンサルテーションを務める医学系の研究分担者から、研究調査目的である他の分野の専門家や一般市民を代表する外部委員などの非医学系倫理委員に期待する役割について意見を聴取するとともに、それぞれ異なる研究機関や附属病院で治験審査や自主臨床研究や再生医療の基礎研究など、様々な倫理委員会で非医学系倫理委員を務めている研究分担者に、各々の経験に基づいて意見を出して頂き、また倫理委員会の事務局の経験を有する分担者にも事務局の観点からの意見も出して頂くことで、アンケート内容を固めるためのブレインストーミングと検討を重ねた。 また病院倫理委員会で外部委員を務める外部の講師を招聘し、経験に基づいて講演を行っていただき質疑応答と意見交換を行った。 また関連の学会(生命倫理学会、医学・哲学倫理学会、医事法学会等)や「日本のゲノムコホート研究とバイオバンクの倫理的課題」などのシンポジウムや医学系大学倫理委員会連絡会議に研究代表者及び複数の分担研究者が参加し情報収集と意見交換を行った。これらの諸活動に基づき、初年度は、主に実施予定のアンケートの内容と実施規模や範囲について意見交換を行い、たたき台を作成した。 また研究代表者の全体の研究統括の補佐として特任研究員を非常勤として雇用し研究組織の実務体制を整えた。 なお研究調査活動を促進し、広く一般社会から意見を求めるとともに、研究活動の成果を社会に還元するために、ホームページを立ち上げた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者の所属が変わり、また、研究代表者が、代表者を務める別の繰り越した科研の調査研究計画の完了と成果報告書作成作業に追われて、新規科研である本科研プロジェクトの研究への着手が出遅れた。
|
Strategy for Future Research Activity |
特に研究計画内容についての基本的な点については変更の予定はないが、分担研究者の過去の実績・経験による意見を取り入れた結果、調査アンケートのターゲットと手法を当初の研究代表者の想定より若干変更する。 また進捗が多少遅れているので、研究の具体的な時期を記したアクションプランを作成し、研究分担者間で共有し、研究の推進を図る。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初年度に計画していたアンケートの印刷送付回収などの計画が、種々の理由で次年度に持越しとなり、実施のための費用が繰り越しとなったため。 また分担研究者の初年度の調査旅費が、より実質的な実りある調査になるように次年度の海外調査等に変更になったため。 また、ホームページの作成と維持費を初年度にまとめて支出することを当初は想定していたが、年度ごとに支出することになり、その分の予算執行が次年度以降支出となったため。 25年度実施予定であったアンケートと情報収集やインタビュー調査が26年度に繰り越され実施される計画であり、ホームページの維持管理費も単年ごとに必要であり、計画通り時期が遅れて使用見込みである。
|
-
[Journal Article] High Rate of Awarding Compensation for Claims of Injuries Related to Clinical Trials by Pharmaceutical Companies in Japan2014
Author(s)
Chieko Kurihara, Hideo Kusuoka, Shunsuke Ono, Naoko Kakee, Kazuyuki Saito, Kenji Takehara, Kiyokazu Tsujide, Yuzo Nabeoka, Takuya Sakuhiro, Hirosi Aoki, Norihiko Morishita, Chieko Suzuki, Shigeo Kachi, Emiko Kondo, Yukiko Komori, Tetsu Isobe, Shigeru Kageyama, Hiroshi Watanabe
-
Journal Title
PLOS ONE
Volume: Volume9 Issue 1
Pages: -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-