2013 Fiscal Year Research-status Report
リスクの時代における不動産課税の役割に関する経済・経営分析
Project/Area Number |
25512010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
河野 正道 関西学院大学, 経済学部, 教授 (30161342)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 泰弘 滋賀大学, 経済学部, 名誉教授 (40093760)
前田 祐治 関西学院大学, 経営戦略研究科, 准教授 (70456747)
曽根 秀一 帝塚山大学, 経営学部, 講師 (70634575)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 不確実性 / 立地理論 / ヘンリー・ジョージ定理 / 動学的枠組み |
Research Abstract |
学会発表:1-1) 平成25年7月にインドネシアのバンドンで開かれたthe 23rd Pacific Conference of the Regional Science Association International(RSAI) and the 4th Indonesia Regional Science Association (IRSA) Institute in Bandung に出席し、" The Equilibrium Location in Duopoly Model where Trip Cost is Heterogenous"を発表した。また、平成25年10月には徳島大学で開かれた日本地域学会国内大会において同名の論文を発表した。以上の発表は、不動産課税の基礎となる立地理論についての研究であるが、不確実な状況下における立地の選択をゲーム理論を用いて論じた。 1-2)研究会において研究分担者の酒井泰弘氏と上記の理論モデルについて議論を深めた。 1-3)公共財の蓄積を認めない枠組で、動学的Henry George Theorem の研究を行ってきたが、これを公共財の蓄積を認める枠組に拡張し、どのような効用関数、生産関数の下でこの定理が各期毎に成立するかを検討した。 出版:2-1)平成25年12月に、”Optimal Process of Urbanization in a Developing Country-Dynamic Henry George Theorem-”をLetters in Spatial and Resources Sciencesに発表(DOI 10.1007/s 12076-013-0111-x)この論文は、動学的な枠組みにおいても、効用関数の形状がある条件を満たせば、Henry George定理が成立するということを示した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず、研究成果については、論文が一点、Springerから出版されているLetters in Spatial and Resources Sciencesに掲載されることが決定した。また、3本ほどの論文を学会発表などを経てほぼ仕上げており、共同研究者の協力を得て、近いうちに完成する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の理論的側面に関しては、数本の原稿を研究分担者の酒井泰弘氏に原稿を渡して検討してもらっている途中である。経営学的側面については、共同の研究会において議論を重ねているところである。経営学における経済理論の応用について主に検討している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
購入を予定していたソフトが無料で入手できるとわかったために、初年度分は繰越金額が発生した。 海外の学会発表の為の、出張旅費に充当する。
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Research Products
(3 results)