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2013 Fiscal Year Research-status Report

不眠症を対象とした認知行動療法による睡眠構造および自律神経活動に与える影響

Research Project

Project/Area Number 25515006
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

小曽根 基裕  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50246386)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords不眠 / 認知行動療法 / 睡眠ポリグラフ検査 / CAP / 自律神経活動
Research Abstract

平成25年度は東京慈恵会医科大学倫理委員会に当研究の許可申請を行なった。その結果、許可が得られたため、該当する不眠患者の募集を開始した。その結果、現在までに2名の同意者が得られた。各々の被験者には研究の目的および手順、また研究に参加の有無にかかわらず、診療において不利益を被らないことを十分に説明したのち、同意を得られたため、同意書による同意を頂いた。
最初の1例目については、まず認知行動療法(睡眠)の日程およびその前後で行う自記式アンケート検査、睡眠ポリグラフ検査の日程を設定した。その後予定通り個人での睡眠認知行動療法を施行し、その前後で自記式アンケートおよび夜間睡眠ポリグラフ検査(太田睡眠科学センター)を無事に終えた。検査施行後には睡眠ポリグラフ検査のデータを判読し、その結果を外来にて本人に伝えた。また心理士による認知行動療法施行後には、本人と面接を行い、その後の経過や効果について観察した。その際、睡眠ポリグラフ検査の手順において改善点が認められたため、当該スタッフとも協議して改善した。被験者からは概ね良好な経過であるとの報告が得られた。
本研究は不眠症患者を対象に睡眠に関する認知行動療法の効果を1)心拍変動を用いた自律神経活動を解析することと、2)睡眠脳波上でCAP(Cyclic Alternative pattern)という睡眠の不安定性をみる解析法を用いて明らかにすることが目的である。同様の被験者募集および認知行動療法施行前後での睡眠ポリグラフ検査を継続し、15例程度の被験者データを収集し、統計解析を行う予定である。
次に予定された一例は認知行動療法施行前の睡眠ポリグラフ検査および認知行動療法の日程調整を終えている。さらに目標患者数に向け、募集を継続する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

被験者の参加人数が若干遅れている。不眠が多い季節(春・夏)などには参加者の増加が見込まれる。

Strategy for Future Research Activity

被験者数を増やすことが研究推進には必須であるが、睡眠障害の専門施設などに依頼して、紹介頂くような働きかけを行う。また被験者が参加しやすいように、検査および認知行動療法の日程をより柔軟に行えるように該当スタッフと協議する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

被験者の募集が思うように進まなかったため、睡眠ポリグラフ検査にかかる費用が予定より少額となった。
今年度は睡眠専門施設などに働きかけ、該当不眠患者の募集を強化する。その結果5-10例の被験者を集め、約100-200万円の使用(1例21万円程度)を見込んでいる。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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