2015 Fiscal Year Research-status Report
不眠症を対象とした認知行動療法による睡眠構造および自律神経活動に与える影響
Project/Area Number |
25515006
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
小曽根 基裕 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (50246386)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 不眠 / 認知行動療法 / 睡眠ポリグラフ検査 / CAP / 自律神経活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は昨年度に引き続き該当する被験者の募集およびデータ収集を行った。 その結果、同意を得たものは合計10名(男性6名、女性4名)であった。 各々の被験者には研究の目的および手順を説明した後、全例同意書に署名を戴いた。 その後睡眠日誌を含めたアンケート調査を行った上、太田睡眠科学センターにて睡眠ポリグラフ検査を施行、当院外来にて認知行動療法を心理士により行った。認知行動療法終了後、再度アンケート調査及び睡眠ポリグラフ検査を認知行動療法終了時および終了後3ヶ月で行った。 現在収集したデータは解析中であるが、うち一名は不眠症が寛解し、睡眠薬を含めた治療を全て終了した。 目標症例である20例を目指して、平成28年度も延長を申請し、引き続き被験者の募集・データ収集を継続する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被験者の募集は関連施設などにも依頼しているが、本研究の検査および介入、フォローアップ検査に要する時間が約4ヶ月と長いため、認知行動療法に興味があっても、日程上の都合により同意が得られにくい状況にあると考えられる。
|
Strategy for Future Research Activity |
目標症例である20例を目指して、平成28年度も延長を申請し、引き続き被験者の募集・データ収集を継続する。 被験者数を増やすことが本研究推進には必須となる。引き続き関連専門施設に働きかけ、紹介頂く。また講演会などにおいてもアナウンスし広く研究の存在を告知する。また被験者が参加しやすいように検査および介入のスケジュールをより柔軟に対応するため関連スタッフと協議し、出来るだけ被験者の都合を優先する。
|
Causes of Carryover |
今年度までに集まった被験者の数が10名であり、目標に届かなかったため、その検査費用が次年度使用額になった。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
目標症例20例を目指し、平成28年度も研究期間を延長し、引き続き被験者の募集・データ収集を継続する。引き続き関連専門施設への働きかけ、講演会でのアナウンス、また被験者が参加しやすいように検査および介入のスケジュールの柔軟化を心がける。
|