• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Annual Research Report

子どもが行う普通救急救命のための胸骨圧迫最適化

Research Project

Project/Area Number 25540116
Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

岡田 昌史  東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (60323523)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2015-03-31
Keywords学習の力学モデル / 強調姿勢
Outline of Annual Research Achievements

これまでに,胸骨圧迫を対象として体格に合わせた適切な運動の導出,および,強調姿勢を用いた運動教示手法の開発を行ってきた.しかし,これらを用いた教示では人の学習過程を考慮する必要があり,学習進度に合わせて強調姿勢を変化させる必要がある.そこで,今年度は人の学習過程を力学的にモデル化し,これに合わせた強調姿勢の導出を行った.
まず,リンク系の動きの動画を提示し,これが加速運動か減速運動であるかのアンケートを行った.この結果,人は視覚情報からだけでは加速度の情報が取得できないという結果を得た.この結果から,人はデモンストレーションによって運動の姿勢・速度の情報を取得し,運動を実行することで自分自身の加速度情報を取得していると仮定したうえで,さらに,イメージトレーニングの効果を加えた学習の力学モデルを導出した.これは自分の経験によって獲得した加速度情報と,視覚情報を一致させるよう,力の入れ方をフィードバックしながら修正するモデルである.
次に,けん玉運動を対象として球を振り上げるまでの訓練を行った.このとき訓練者はヘッドマウントディスプレイに提示された運動教示者と自分の運動を重ねるような訓練,および,次の試行までにイメージトレーニングを行ってもらい,この状況をモーションキャプチャすることで,学習の力学モデルにおけるパラメータのキャリブレーションを行った.また,学習の力学モデルから学習過程に合わせた強調姿勢を導出し,これを提示することで人の学習効果が早まることをシミュレーションによって確認した.

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 運動最適化に基づく胸骨圧迫補助道具の設計と評価2014

    • Author(s)
      萱島 俊, 岡田昌史
    • Organizer
      日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会(Robomec2014)
    • Place of Presentation
      富山国際会議場(富山県)
    • Year and Date
      2014-05-28

URL: 

Published: 2016-06-01  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi