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2014 Fiscal Year Research-status Report

感情の可視化

Research Project

Project/Area Number 25540123
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

細川 浩  京都大学, 情報学研究科, 講師 (90359779)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords神経科学 / 小型魚類 / 生物学
Outline of Annual Research Achievements

視覚提示実験の開発を行う予定であったが、ソフトウェア開発が難航しており遅れが生じている。そこで本年度は、セロトニン経路の解析を主に行った。セロトニン合成酵素Tph1, Tph2, セロトニン受容体5HT2C, セロトニン神経のもつのシナプス構成因子nlgn1の遺伝子破壊を行ったゼブラフィッシュおよびメダカを用いて行動解析を試みた。Tph1, Tph2, 5HT2Cについては解析を行うのには十分な個体が得られなかったため、行動解析を行えなかった。行動解析系としてあらたに小型魚類用のトレッドミルを開発しnlgn1について解析を行ったところ、運動能力には異常は認められなかった。以前作製したオープンフィールドテスト、明暗選択テストを行ったところ不安傾向の増大が見られた。また社会性について検討したところ社会性の低下が観察された。以上の結果はnlgn1ノックアウトマウスの結果を一部支持するものであった。以上のことから、小型魚類においてnlgn1の破壊は不安傾向、社会性に異常を引き起こすことが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

視覚提示システムの開発において、ハードウェアは問題がなかったのだがソフトウェアを2次元から3次元で扱うよう仕様変更を行った。そのため開発に遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

小型魚類の遺伝子変異体の取得、視覚提示システムのハードウェア、視覚提示実験の予備実験は修了しているので、予定どおりソフトウェア開発を完了させ研究を推進する予定である。

URL: 

Published: 2016-06-03  

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